諸王の物語(3)
シルヴァをエルズミーアの王位継承者として認知させたアランは、ミクロン、ラインを加えて、これで三国を支配下に置くことになった。だが、肝心のお膝元のミクロン情勢が危うくなった。反アラン派のグリング・モーアらは、恋人だけでなく妹キャロラインまでを殺した奴隷上がりの男とアランを憎むジョアン皇女をたきつけて、一気にアラン抹殺の戦いを起こしたのだ。
関連ラノベ
諸王の物語(1)諸王の物語(1)
かつて神の国だったハートルプール大陸には三王国が鼎立し、周辺には四つの小さな島国がある。アラン・グッドハートは、その一つミクロンの国王が巫女に生ませた子供だった。父王とは似ても似つかぬ髪と眼の色を嫌われ、奴隷の身分に落とされて成長したアランは、父王への復讐の念と大いなる野望に燃えていた。乱世に王たる道を歩もうとする若者たちを描く、シリーズ第一弾。 1991/08/01 発売
諸王の物語(2)諸王の物語(2)
奴隷から身を起こし、ライン国王となったアランは、ミクロンに凱旋した。ラインの残敵を一掃して城に入ったアランは、救国の英雄として民衆から熱狂的に迎えられたが、アランが異母兄だとは知らぬジョアンの態度は冷ややかだった。アランはあえてミクロンの王位につかず、南ハートルプール王国から攻撃を受けたのを機に、シルバァの故郷・エルズミーアへと戦いの旅に出た。 1991/12/01 発売