サラマンダ-殲滅(下)
汎銀河聖解放戦線の本部《サラマンダー》は、はるか彼方の灼熱の惑星にあった。しかも、汎銀戦は新たなるテロを画策しているのだ。ついに、静香を支え、全人類の平和を願う人々が結集し、常識を超えた〈マトリョーシカ〉戦法が実行に移されていく。一方、復讐に燃える静香の心に生じた空白も徐々に大きくなっていくのだった。「ランクを超越した傑作」、完結。第12回日本SF大賞受賞。
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サラマンダ-殲滅(上)サラマンダ-殲滅(上)
汎銀河聖解放戦線。この非道なるテロ組織に愛する夫と娘を奪われ、幸せな生活を送っていた神鷹静香は、復讐の戦士と化した。静香は惑星メフィスへ渡り、厳しい戦闘訓練を始めた…。だが静香は、なぜ自分が汎銀戦を憎悪し、その壊滅をはかろうとしているのか、その理由を忘れていく。やがて、その精神工学上の重大な秘密が思わぬ事態を生み出すのだった。“容赦のない面白さ”で展開する、第一級の長編SF。第12回日本SF大賞受賞作。 1992/02/01 発売