モブなのに巻き込まれています ~王子の胃袋を掴んだらしい~
「ねえ、ミラ。わたし、この乙女ゲームの世界のヒロインなの!」ある夜、友人のスピカの言葉で前世の記憶を取り戻したミラ。スピカ曰く、ミラはゲームの展開に全く関与しない、ただのモブキャラらしい。スピカは、これから出会う予定の攻略対象者たちに胸を躍らせているようだけれど、ミラにはまったく関係ない話。-それなら私はモブらしく、地味にご飯でも作ろう。そうして前世のレシピを使い、スピカに振る舞った夜食の「うどん」こそが、ミラの人生を大きく変える引き金になってー?宿屋で育ったモブ少女が、王国中の胃袋をゲットする!?アルファポリス「第13回恋愛小説大賞」優秀賞受賞の異色ファンタジー、待望の書籍化!