呪われ皇子と茶博士の娘
後宮に巣くう怨霊退治に乗り出す呪われ皇子と、死を振りまくと言われる緋目を持つ娘の運命は?
死を振りまく呪いの緋目を持つ、清香茶館の娘・朱梨は父と母、兄を目のせいで亡くしたと思い込んでいた。せめて茶館は守ろうとするも、養父に店を取られ、給金目当てに後宮に行かされる。朱梨は幻国の第一皇子・伯飛の前で茶を入れるが、傑女には選ばれなかった。が、その後、伯飛に茶を入れてほしいと言われて仮初めの妻になり、皇子のある秘密を知ってしまいーー。
中華風転生後宮ファンタジー!
■著者プロフィール
鳩見すた(はとみ・すた)
第21回電撃小説大賞《大賞》を受賞してデビュー。『アリクイのいんぼう』(KADOKAWA)や『こぐまねこ軒』(マイナビ出版)など、動物を中心としたあたたかい物語が読者の支持を受けている。近年は『水の後宮』シリーズ(KADOKAWA)などの中華風ファンタジー作品も手掛ける。