ラノベむすび | 私のほうが先に好きだったので。2

私のほうが先に好きだったので。2

私のほうが先に好きだったので。2

好きな人から自分を好きだっていう人を紹介されたら、どうするーー?
間違いだらけの青春焦げつき泥沼三角関係、第二弾!!

「私のほうが先に好きだったんだもん……」
突然の告白。あのときの小麦は俺が知らない顔をしていた。クールで誠実な普段の小麦とは違う、感情むき出しで必死な、ごく普通の女の子。
だけど、そんな風に見えたから、俺は“そのあと”の出来事に抵抗できなかった。できるはずがなかった。
鳩尾さんには絶対言えない。だって俺はもう鳩尾さんの彼氏で、鳩尾さんを“好き”だと決めたんだから。
なのにーー
「しないわ。私からは。……玄から、して」
俺は、どうしたらいい。
抵抗不能。泥沼はより深く。青春泥沼トライアングル、転落の第2巻。

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