S級冒険者が集う酒場で一番強いのはモブ店員な件 〜異世界転生したのに最強チートもらったこと全部忘れちゃってます〜
酒場の新人店員、S級冒険者を震撼させる!?
チートをもらったことを忘れたまま無双する究極の無自覚コメディ!
「僕をここで働かせてください!」
異世界転生したアミトは桁外れのステータスと数万のチートスキルを得た最強の少年……のはずだったが、なぜか記憶喪失でそのことを一切忘れていた。
そして気付いた時には見知らぬ女性の家宝である伝説の剣を粉々にして持っていた。
残っているのは転生前に居酒屋でバイトリーダーとして働いていた記憶のみ。
お金もなく家宝の弁償もできないアミトは酒場の店主だというその女性に、自分が唯一持っている(と思っている)居酒屋店員のスキルを頼りに自分を雇ってもらうよう懇願する。
しかし、そこは各国の冒険者が集う大都市『アルバラン』の路地裏でひっそりと営業する、S級冒険者が集まる一見さんお断りの隠れ家酒場『夕闇の宴』だった……。
S級冒険者の会話から聞こえる町の危機、紹介でやってきた大使の悩み事、王女拉致事件。
様々な問題に、少しでも弁償金を稼ぎたいアミトは
「僕にできることなら一回銀貨5枚でなんでもお手伝いします!」
その結果、次々と問題を解決していくアミトの評判は広がり……
「あの店員、何者なんだ……」「あの子に頼めばたいていのことは解決してくれるよ」
そんなアミトの活躍に店主は
「やれやれ、アミトあんまり目立つなよ。ここは隠れ家酒場なんだ」
「わかってますよ店長。僕は目立ってるつもりないんだけど……」
記憶をなくした最強チート少年の無自覚無双がひっそりと始まるーー