牧歌の国の魔法戦士
「わたしに勇気をくださいませんか?戦う…勇気です。命をかけて…」少女はリウイを見つめ、抑揚のない声で言う。リウイはその瞳の奥に、彼女の決意を見てとった。魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが訪れたのは小さな村。そこには、かつて魔精霊アトンを倒すために造られた巨人像の伝承を守り続ける部族が暮らしていた。その中で巨人像を動かすための神子マウラにリウイは出会う。「わたしは…世界を滅ぼす魔力を…倒します…」伝承に縛り続けられる部族。その呪縛から村を解き放ちたい。少女の願いに、魔法戦士は立ち上がる!魔精霊アトンがついにその姿を現す、リウイ・サーガ最終章、第3弾。