十三番目のアリス
傲岸不遜な気質で知られる九条院アリスは、みずから「冷嬢の心得」を定め理想的なお嬢様を目指す十四歳。十五歳の誕生日を間近に控えたある日、アリスの前に彼女を「十三番目(サーティーンス)」と呼ぶ謎の少女が現われる。「私は三番目よ。貴女が眠らせている力を暴き出してあげるために来たの」平穏な学園生活を謳歌していたアリスに、突如訪れた過酷な試練。そして彼女に隠された秘密とはー!?誇り高くて意地悪でワガママで、でも、ちょっぴり優しくて…そんなお嬢様・アリスが巻き起こす“ハイ・ゴシックアクション”、ここに開幕。
関連ラノベ
九条院アリスのクラスにやってきた転校生・リリス。大人びた雰囲気で一躍クラスの人気者になった彼女は、こともあろうかアリスの婚約者・鬼百合三月に急接近!あくまで無関心を装うアリスだが、プールの授業でリリスの圧倒的なボディに誘惑されっぱなしな三月の態度に、“ぺたんこ”な彼女は心穏やかでいられず…。アリスの性能をことごとく上回る恋敵の登場に、アリスと三月の(主従)関係はどうなってしまうのかー?そんななか、月城町には奇妙な二人組ー老紳士然とした口調の青年と、やたらと大食いなメイドが訪れていた。彼らもまた「組織」の人間であったが、二人のやりとりはどこかトボけていて…。 2006/12/10 発売
二年生になったばかりの桐山誠人が、委員長として命じられた仕事は“眠り姫を起こせ”という奇妙なものだった…。すれちがいカップル・宮田怜奈と桐山誠人の出会いを描いた「女子寮の眠り姫」。温泉街にやってきた九条院アリスが、後輩・皇城瞑のアヤシイ視線や、怜奈の男湯を覗こうというアリエナイ発想に乱れまくる、ちょっとエッチな「どきどき温泉パニック!」。銀髪紅眼の美少女・リリス。アリスの恋のライバルであり、反逆者として組織に追われる「十二番目」。謎多き彼女の生い立ちを描いた、もうひとつの殺戮人形エピソード「十二番目のリリス」。ほか一編を収録した、見所満載の短編集。 2007/04/10 発売