宝石吐きのおんなのこ 2
ーー…吐いた宝石には、まっすぐに罅(クラック)が入っていた。
○第2回「なろうコン」からの追加書籍化タイトル、第2巻
○イラストは、イラストコンテスト「Crafe」の第5回から、「ぽにきゃんBOOKS賞」受賞者の景が担当
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。
そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。--
『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。
「宝石を吐き出す」少女クリューの、すこし昔と今の話。
まだ街を出歩くのがこわかった、幼き日のクリュー。
そんな彼女が店主スプートニクに命じられたのは、たった一人での『おつかい』だった。
簡単な道筋のはずが、なかなか辿り着かない目的地。
寄り道に寄り道を重ね、先々で出会う街の人たち。
当初の目的を忘れそうになりながらも、彼女は歩みを進めていくーー
ーー…そして、巡る記憶と現在の果てに、クリューにちいさな感情が芽生える。
「どうして私の親は、私をあそこに捨てたのだろう?」
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。
迷いと冒険の第2幕、開演。
2015 なみあと/ポニーキャニオン
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この輝きは、愛しき人のために。 ○第2回「なろうコン」からの追加書籍化タイトル ○イラストは、イラストコンテスト「Crafe」の第5回から、「ぽにきゃんBOOKS賞」受賞者の景が担当 大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。 そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。--『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。 従業員のクリューは、どこか言動の幼い、よく笑いよく怒る、栗色の髪の女の子。 一方、店主のスプートニクは、嫌みっぽく口の悪い、そのくせ外見だけは無駄に良い意地悪な青年。 そんなふたりが営む宝石店では、今日も穏やかに、賑やかに時間が過ぎていく。 しかし、クリューにはある不思議な体質があった…--「宝石を吐きだす」体質。それはふたりだけの秘密。 この体質のせいなのか、ふたりの日常は、ゴロツキやら警察局や魔法少女やら魔女協会やら… なんだか不思議な出来事に巻き込まれていく…。 宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル開演。 著者 なみあと イラスト 景 (C)2015 なみあと/ポニーキャニオン 2015/05/03 発売
日常の裏側で物語が静かに動き始める、再会にはじまる第3巻 大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。 そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。--『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。 「宝石を吐き出す」少女クリューは、彼女の働く宝石店の店主・スプートニクと共に、リアフィアット市を離れ別の街を訪れていた。 街の名はフィーネチカ、クルーロル宝石商会が支部を構える街である。 二人は、スプートニク宝石店の管理担当・ユキに会うために、このフィーネチカ市へやってきたのだった。 二人きりの遠出に胸を高鳴らせつつも、従業員としての職務をまっとうしようと意気込むクリュー。 しかしその一方、スプートニクのもとには、少々やっかいな事件が舞い込んできて… さらに街の片隅では、何やら不穏な影が動きを見せる…。 宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。 2016 なみあと/ポニーキャニオン 2016/02/03 発売