宝石吐きのおんなのこ9〜少女への祈り〜(第9巻)
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。
そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。
ーー『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。
ヴィーアルトン市内にて、宝石店店主スプートニク、リアフィアット市の警部ナツ、魔法使いのソア
ランとイラージャは、『魔法使いファンション』にまつわる真実を聞いていた。
それぞれの過去が繋がり、これまでの魔法使いに関する騒動の発端や、「宝石を吐き出す」少女クリ
ューがスプートニクのもとに来ることになった経緯も明らかになった。
そんなスプートニク達のもとに、突然、不吉な知らせが舞い込んでくる。
クリューが見知らぬ土地で一人、囚われの身となっていたのだった……。
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。
それぞれの真実と向き合う決戦の第9巻、開演。