出版社 : 講談社
「期末テストのヤマはこれ!」「噂の美形転校生のナマ写真を特売!」音楽室の片すみの部室から、学園中をゆるがす特ダネの数々。鷹輪学園にその名をとどろかすファルコンチームは、色気より食い気の野々山ミドリ、学園理事長の娘にして才色兼備の村上蘭子。沈着冷静な月島哲太に名カメラマンの鎌倉貴史の4人。突如わきたった前理事長の隠し子騒動に首を突っ込んで、なんと殺人事件に巻き込まれ…。さあ、どうするトラブル4人組。
「ふざけてんじゃねーぞ、タコ!」と、いうのが口ぐせの花岡咲也、15才。ウソはつかない、ぶりっこしない、曲がったことが大嫌い。口は悪いが、困ってるひとは放っておけない。ケンカをさせたら天下一。ところが恋にはてんで弱くって、心は内気な片想い。そんな咲也がハンサムな先輩や渋谷のチームと知りあったもんだから、学園は大パニック。恋とケンカの混戦が…。痛快ラブコメ、第1弾。
わたし、野々村麻由。幼稚園の時からずっと、聖フランシスカ女学院に通っているので、女の子ばかりの世界に生きているの。そんなわたしが恋をしたの。といっても名前も学校も何ひとつわからない。ほんのひとこと言葉をかわして、そのまま別れただけなの。その人と、偶然に再会したんだけど、わたしの親友、チカと朋子も、その人が好きになってしまって…。
あたし、早瀬緑。県立城南高校に通う、ごくふつーの16歳。そんなあたしが、甲子園のテレビ中継見てて、大画面に映しだされたピッチャーの男のコのこと、ものすごーく好きんなってしまったの。あたしだって、こんなの初めてだよ。会ったこともない男のコのこと、本気になっちゃうなんて。でも、知りあうきっかけさえないし。泣く泣くあきらめたんだけど-。運命の出会いは、突然やってきて…。
初めて誰かを好きになって、初めて告白をして。2人の気持ちが通じ合ったの。でも、何かが違う…。「両想い」って言ってくれたけど、あなたの態度は、いつもと変わらない。日曜日なのに、約束もなく、わたしひとりでいるのは、どうして?好きな人の傍には、いつでもいられるものだと思っていたのに。もっと、あなたの“特別”でいたいの。言葉だけでは、安心なんてできないから…。
町のはずれにある古いビル。かべはくずれ、草ぼうぼう。きのう、そこで友だちの千絵が幽霊を見たんだって。あたし高2の菜々美は、ほんとに幽霊が出るかどうか、たしかめたくて、夜、大学生のコースケといっしょに、こわごわ、ビルに入ると、そこに、美形の男の人がひとり、いる。思わず声をかけようとしたら、フッと消えてしまった。彼、幽霊?まさか!恐ろしい幽霊体験のあと、ビルに秘められた謎をついに解きます。
「私を異界(ここ)へ喚(よ)んだのは、誰!?」 海に映る月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦(ようしゃ)なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。 試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友──楽俊(らくしゅん)。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。 しかし、“なぜ、陽子が異界(ここ)へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる!
ナージャとイルが竜王国を再興して3年。竜王には結婚話が浮上してくる。それを契機に、王都に展開されるいくつもの恋と黒い確執。複雑にもつれた心の糸が織りなすものは…。一方、竜族のあいだでは大運河の復活が取りざたされ、再び時代は大きく動きはじめる。そんな時、竜族の前に恐るべき強敵が。果たして、竜族の平和は実現するのか?不思議な絆で結ばれた、ナージャとイルの冒険ファンタジー第三幕。
港町トゥリアを目指していたリューとエリアードは、「魔物の棲みか」と呼ばれる暗い森に迷いこむ。その森の奥深く、一角獣の像が立つ廃虚の館には、ふたりを待ち受ける謎めいた黒髪の青年の姿があった…。あやうく、あやしい絆で結ばれる、金と銀のふたりの冒険譚第1幕。
私はとにかく、結婚したかった。しかも、できるだけ理想の相手と、理想の結婚を。幼なじみの誠兄ちゃん。医者の卵の雅彦。会社で人気NO.1の中嶋さん。高卒だけど、将来は社長の直也。つきあった人それぞれを、“相手”にあてはめてみたけれど…。でも、結婚の目的って。なぜ私は、結婚したいの?答えはいつもでない。だいたい、理想の結婚なんてあるのかしら…。すべての女の子に結婚の意味を問う問題作。
いくら、アリスが「食べてしまいたいほど可愛い」からって、ギョーザにしちゃうなんて。料理の国では、グメル大王の主催で、史上最高の料理を競うコンクールが開かれる。そこで「究極メニュー」にされるため、誘拐されたアリス。しかし、ほんとうの目的は、いつも人間に食べられてしまう料理たちが、“基本的人権”を獲得しようとした革命だったのだ。「バニラ味の野菜いため」で大会に出場する胸キュン・ペアーは、優勝できるの。
緑まぶしい季節。春高で活躍した昴たち青葉が丘バレー部には、たくさんの新入部員がやってきた。しかし、腕前はレギュラー級だが超生意気な1年・香月敏のおかげで、チームはガタガタ。退部続出の事態に昴もボーゼン。しかも、リーダー・島津が、選手生命の危機に。腰を痛めた彼を、母親がヒステリックにやめさせようとする。強豪・港南戦で、ついにダウン。セッター抜きでどう戦う。昴は不安そうに、ベンチの香月を見つめた-。
やった!今日は、あこがれの吉永先輩がライブハウスのステージに立つ日。授業が終わるやいなや、友だちの夏子とあわてて教室をとびだしたまではよかったんだけど、途中、横山先生につかまり進路指導室へ。家に帰ったら帰ったで、母親にとがめられ、けっきょくライブには行けなかった青木すもも。が、翌日、ライブ会場ですももを見たという人が続出。身におぼえのない事件の犯人にまでさせられ、まるで、すももが二人いるみたい。
あたし、藍沢左記子。臨時のお手伝いさん(のフリをした、しかし、その実体は、篠田晴明氏の正体を探りに忍びこんだ探偵さん)。あたしはまだ、書斎のワープロの前に、座りこんだまま、茫然としていた。その時、足音と話し声が聞こえ、とっさにあたしは、作りつけの本棚のすぐ前にあるソファーと、本棚のあいだに飛びこんだの…。入ってきた人たちは、一所懸命話しこんでいて。話し声からすると、両方との男の人。誰?誰だろう。
あたし、立原真帆。高校1年。じつは、あたしと妹の奈美は、ふたごなんです。しかも、まるで鏡を見てるみたいにうりふたつなの。だけど、あたし、小さい頃から、ずっと、奈美になりたいって思ってた。だって、あたしは、自分に全然自信がなくて、すごく消極的なのに、奈美は、あたしとは正反対で、いつも自信満々で積極的なんだもん…。そんなあたしが、なんと、奈美と同じ人を好きになっちゃったの…。どうしよう…。
あたし“一目惚れ”したの。隣のクラスの陵介くんに。でも、告白する勇気はなくて…。ところが、彼のほうから「一緒に花火大会に行かないか」って誘ってくれたんだ。夢みたい。こんなに幸せでいいのかな?そんなとき、信じたくない話を耳にしてしまったの。陵介くんがあたしを誘ったのは、親友のめぐみにフラれたからだって…。恋愛と友情。両方の糸がからまったら、どうすればいいの-。
あたし、後野まつり。超常研のメンバー。須弥山の四珠を集めるあたしたちの前に現れた最大の難関、それは、ついにアスラ王ラーフとして覚醒したランだった。パールシャの呪いのせいで、恋人と結ばれることが不可能になってしまったラーフの怒りと絶望とが、彼をアスラ軍の将として、戦いのくりひろげられる須弥山へと向かわせる。ラン、あたしたちは、もう二度と、わかりあうことができないの…。
あたし、今井亮子。きのう、小6のときから憧れてきた松本樹クンと感激のファーストキス。デートまでこぎつけたんだけど、彼、おばあさんのぐあいが悪くなって約束の場所に来れなかったの。でも、そのとき、樹は、新体操でオリンピック・クラスの下級生、美少女の黒川リナといっしょだったんだって。樹、あの約束は、ウソだったの…?吉田栄作さんのヒット曲、イメージ小説。