出版社 : 講談社
あたし、高取未来。15歳。代官山学園1年生。男の子みたいな呼び方、と言われることもあるけど、あたしはけっこう気にいってるの。今回の事件は、あたしと、親友の大高地桃子が、あたしが一目惚れした片桐さんを尾行していって、殺人事件を目撃したことから始まったんだ。あたしたちは、未知ネェの友人で、霊感が発達している南アリサさんの助けを借りて、無事、事件を解決できるのかしら…。
わたし、野瀬かすみ。高校1年生。わたしの片想いの相手は、同じクラスの純平クン。中学のときから同じ学校で、初めて「好き」って思ったのは、中学2年のとき。それ以来、何度も何度も、告白しようって思ってきたんだけど、どうしてもふんぎりがつかなくって。でも諦めることもできなくて、ひたすら想い続けて、もう2年半…。長い長ぁ〜い、片想いの日々。あ〜あ、わたしもそろそろ、片想いから卒業したいな。
「ホシオさんを譲ってください」と、彼女は言った。真剣なまなざしで。あたしを、まっすぐに見つながら。あたし、百武千晶。都立高校の3年生。これは、あたしと、イトコでボーイフレンドでハンサムなエイリアンの百武星男、そして、彼に横恋慕する。生意気で傲慢で、天使のように可愛い女の子、赤羽根菊子の物語です。
「お見合いなんて、ぜぇったいに、イヤッ!」あたし、これまで16年間、ずっとママの言いつけどおり、イイコやってきた。おしゃれだってデートだって、したことない。初恋もまだなのよ。なのに、いきなりお見合いだなんて…。もう、ママの言うことなんて、絶対に聞かない!イイコもやめる!そう決意した次の日、あたし、白河舞は、なにげなく見た音楽雑誌のグラビアにのっていた、超美形の男のコに、なんと、ひとめ惚れ、しちゃったんです-。
あたし、天使のルカ。天野洋子って子の魂を天国に運ぶため、地上に降りたら、洋子の体から魂が出てこない!片想いしてる先輩に恋をうちあけてから天国へ行きたいっていうの。あたし、ルカは、洋子の体に入って洋子を生きかえらせ、ハンサムな和也先輩とのデートに成功。でもそのとき、天使のあたし、はっきりと和也さんが好きになってしまった。天使は人間に恋できないの。どうしよう?あたしの恋物語。読んでください。
それは、午前3時に、明王寺くんにかかってきた電話から始まったんだ…。あたしとナツコと明王寺くんが、高屋敷くんの家で、実力考査のための勉強会をしているときに、かかってきた電話から…。あたし、榊原晶。桜山学院高等部の1年生。あたしたちがシーンとして見守るなかで、明王寺くんは意外なくらい簡単に話を終えた。でも、横顔が普通じゃなかったの。明王寺くん、いったい、何が起こったの。
水晶のパワーが、あたしと啓太の恋をかなえてくれた。でも、彼は高校野球で人気No.1選手。クリスマスというのに、猛練習でデートもできない。そこへ届いた彼からの手紙には、「ふたりだけのイブを」のメッセージと、ホテルの宿泊券が。わぁお、大胆!揺れる心のまま出かけたあたしに迫ってきたのは、啓太じゃなくて、ダイヤの魔力を操る美青年。邪悪なダイヤの力が、クリスタル戦士の天敵だったなんて。負けないで、あたしのパワー。
ホントに、こんなにしあわせでいいのかしら。だって原宿で一人暮らしするだけで夢みたいなのに、圭介っていうステキなカレまでいるんだもの。それに男まさりのまつり、レレレのおじさん、グリーンイグアナのグリ、楽しい仲間もできちゃって。いま、あたし、圭介に内緒でセーター編んでるの。もちろんクリスマスプレゼント。ずっと恋人でいたいものね。でも、セーターは間に合わなかったの。だってあたし、誘拐されちゃったの。
男の子とつきあっちゃいけません-こんな校則ゆるせな〜い。今回アリスを誘拐したのは、なんと学校関係者。アリス関係の本は受験に有害なので、アリスを死刑にするというのです。地獄の校則島へと救出に向かうのは、おなじみ、ひろみとタカシ、ゆかりとトシオの胸キュン・ペアー。でも、その4人にも恐怖の体罰教師の魔の手が伸びてくる。このままじゃ、アリスを助けるどころか、別れ別れにされちゃう。早く来て、MI。
それは、10月最初の土曜日。秋になってシュンとしてたお日さまが、運動会のシーズンにガゼンやる気をだしたみたいに、きらきら輝く午後2時半。場所は表参道の並木に面した喫茶店のテラス。なんて、おしゃべりしてる人は、サキちゃん、そう、あの有名な藍沢左記子で〜す。今回は、あたしが主人公なんだ。グフフッ。これ、一度やってみたかったの。じゃ、いくね。
あたし、瀬戸内あかり。高校2年生。幼稚園からずっとお嬢様学校で、自慢じゃないけど、男の子には免疫ゼロ!理想の男性はパパ!っていいきってたんだけど…。親友の憧れの人、高柳くんに、「一目ボレだ」なんていわれちゃって、最初はなんとも思ってなかったのに、気になりだしちゃったの。これって恋なの?ひょっとして、恋と友情の板ばさみ。あたし、どうしたらいいんだろう…。
「来年のクリスマスは、絶対彼氏と過ごす!」あたし、沢村のえ。高校2年。去年の12月24日、仲よしの律子とふたり、お互いに宣言しあったんだけど-。律子には、しっかりカズくんっていう彼氏ができちゃって、でも、あたしには、彼氏どころか、まだ、好きな人さえいないの…。今年も、ひとりで過ごすクリスマスなの?このまま、恋のできない女の子のままなの?そんなの、ヤダよーっ。
「いいかげんにしてよ!」まりあは激怒した。ミツコさんの胸ぐらを、むんずとつかもうとしたのに、つかめない…だって彼女は幽霊だから。ある日とつぜん、まりあの前に現われた彼女。30年前に死んだけれど、心配ごとがあって成仏できない。そこで天国へ行く手助けをしてほしい、って頼まれて、友達になってあげたのに、恩辺しどころかハッピー真っ最中のまりあの恋をぶちこわしにかかった。さあたいへん、恋の結果は天国?地獄?
あたし、御園生夕湖。だれ?あたしの名前を“タコ”って呼ぶのは。あたしたちの高校が生んだスーパーアイドル-後藤可奈子ちゃんが、地元でコンサートをやるんだって。超ミーハーのあたしは、もう気分盛りあがりっぱなし。でも、彼女のもとに、コンサートを中止しろという脅迫状が。脅しはどんどんエスカレートしていき、ついに…!アイドルを守るため、大嫌いなのになぜか気になる基樹たちと、犯人さがしを開始したのだ。
横浜の地に百年前、妖魔を眠らせた黒田絹子があたし北村千代子の夢に現れて言ったの。“指輪は他にもあります。全部集めなさい”って…。そして今朝、そのことをエディ=高島くんに話そうと思ったとたん、倒れてしまうし、お嬢様学校の聖グレースから千葉登美子って子が転校して来る。何かが起こる。はたして、指輪について書かれた本を探しに桜木学園長の家の“蔵”に忍びこむと、夜の闇の中で水魔ブロケルが私を待っていた。
ミナトのラーメン屋、ゆーさんのもう一つの顔は、闇の仕置人。無敵のカンフーで、悪い奴らを一網打尽にしてしまうカッコよさは、あたし、ミキも、よーく知ってる。ところが、神戸にいるゆーさんのお師匠さんの命があぶなくなった。助けに行こうとするゆーさんは、“敵”に視力を奪われてしまう。このままじゃ闘えない。あたしも神戸へ。だけど、お師匠さんを救う薬は見つからないし、どの駅にも“敵”がいる!どうしよう。
あたし、後野まつり。八幡高校1年生。超常現象研究会(超常研)のメンバー。遊び半分でやった「キューピット」さん占いが原因で、偽天使につけいられる羽目になり、とうとう、ランとケンカしてしまったの…。それでも事件は容赦なくふりかかってくる。ツケモラスのお墓の近くで、いきなり空からカウンタックが降ってきたり、女子トイレで、侍の幽霊が、「手首を返せ」とすすりないたり…。いったい、どうしちゃったんだろう。
わたし、村上亜矢香。20歳。わたしは今、新幹線の中。目的地は神戸。わたしは、その地に自分の恋の結末を見届けるために向かうのだ。やっとのことで勇気を奮い起こし、重い腰をあげて…。わたしが想い続けてきた先生、青木純一さんに会いにいく。