出版社 : 講談社
「えーっ、麻衣ちゃんが男の人を刺したって!」恋人の千尋でなくてもビックリするよね。東京は乃木坂近く。苦しんでる人を抱きおこした瞬間、ストロボが光った。誰かが、麻衣子を殺人犯に仕立てようとしてる!同級生・浩子の行方を追ってただけなのに。おまけに目を離したすきに、死体は消えていた…。下町から青山通り、原宿へと、麻衣子たちは、浩子失踪と死体消失の謎を追っていく。そして、驚くべき結末が待っていたんです。
いくら食べてもすぐ腹ペコになってしまう。目の前のものを手あたりしだいに口に入れてるあたしを、憧れの彼がボー然と見てる…。そんなことになったら、たいへんよね。念じたことを転写できる超能力にめざめた沙也加だって、恋のためならダイエットもします。ところが、敵の新兵器「ハラヘッタガス」のおかげで大ピンチなの!これを吸ったら、食欲無限大よ!人類、ううん、女の子の敵め、沙也加の超能力のすごさ、見せたげる。
背が高いの。だからみんなといっしょにいるときは猫背になっちゃう。おまけにド近眼。めがねは牛乳ビンの底みたいだし。あたし、新藤麻紀は花の高校2年生だというのに、とっても暗い。なぜって、あたしの大々々好きな田村クンが、「新藤さん、これ伊東みどりさんに手渡してくれないか」ってラブレターくれるんだもの!あーん、ショック。そんな時、ふと見つけたミスジーンズコンテスト募集の広告。だから、冒険したくなったのよ!
わたし小石川由紀は、メガネだし、背も低いし、鼻筋も通ってないし、お父さんそっくり。でも、気にしてなかった。超ハンサムな相沢雅也を射止めたっていう自信があったから。それなのに、彼を盗られてしまったの。どんなにみじめだったか、わかるでしょ。わたしはジプシー占い師のオババに、モテ薬をくださいって頼んだ。儀式のあとで、オババはいった。見つめればいいんだって。どんな見つめかたをすればいいかっていうと…。
あたし、後野まつり。八幡高校1年生。超常現象研究会に入会してから、たて続けに起こる事件のおかげで、あたしの入学当時のかぎりなくヘェボンに近かった毎日は、もはや、忘却の彼方なんだ…。あぁ、疲れる!そして、またまた今回の事件というのは、椎奈の中学時代の同級生で、占いや予言などに深い関心を持っている愛知輝さんに、放課後、あたしが遊び半分で、《キューピットさん》占いをしてもらったことから始まったの…。
あたし、村上明日香。高校2年生。年の暮れは、いつも何かとあわただしい。イブの日には、沙也香と絵里香が、松江から戻ってくるし、あたしも、新人漫画賞に応募する作品を、仕上げなければならない。こんなふうだから、コー丸のお父さんからあたしの本当の両親が起こした事件のことを聞くという計画は、正月過ぎになったんだ。いずれにしても、あたしは覚悟を決めたの。見えない過去に、怯えたくはない、と…。
あたし、佐久間美里。高校3年生になったの。そして、あたしのカレ、結城和也は、無事大学生になりました。でも、学校で会えないのは、ちょっぴりさみしいんだけどネ…。今回の事件は、葉沢早紀ちゃんにさそわれて、和也と、事務員の雅子さんといっしょに、早紀ちゃんのママがDJをやっている、ラジオの生放送を見学に行った時に、始まったんだ。番組宛に、『七夕の夜、誰かが殺される。要注意!』という、匿名のハガキが届いて…。
わたし、『あなたが見えない…』でカズトに失恋しちゃった高井慶子、高3になりました。そんなわたしに、隆二くんは、ずっとやさしくしてくれるんだけど、わたし、すんなりと隆二くんの胸に飛び込んでいけないの。だって、隆二くんは、カズトの親友だし、わたしのこと、何でも知りすぎてるんだもの。同じクラスに、岩城くんっていう、ちょっと気になる男の子も現れちゃったりして…。わたし、どうしたらいいんだろう…?
これって、いったい、どういうことなの!ロッカーの中に入れといたはずの、あたしの靴が、知らないあいだに消えちゃってたのよ!それが、なんともウスキミの悪いことに、消えていたのは、かたっぽだけ、だったんだ。あたし、榊原晶。桜山学院高等部の1年生。大切な靴の行方を追って、親友のナツコといろいろ事情を調べはじめたんだけど…。それが“事件”のはじまりだったなんて、その時、あたしたちは夢にも思わなかったの。
遠い昔-地球が生まれたころにできた水晶の力が、恋をかなえてくれたらステキでしょ。たとえばその相手が、高校野球で人気No.1の啓太だったら?グルーピーたちを遠くから見てるだけのあたしに、魔法の水晶が重大な秘密をそっと教えてくれたの。彼の命が何者かに狙われているってことを。このピンチから彼を救えるのは、あたしでけ。恐怖と対決する夢見に、勇気をください。そして、2人の距離が1センチでも近づきますように…。
超人気アイドル・八手真名子には、秘密が2つあるの。それは、克樹というBFがいることと、ふたりが、そう、名探偵だってこと!ふたりが共演する今度の映画。とんでもないメンバーがスタジオにそろったの。女の子殺しの“限界美男”の清四郎や、大会社の令嬢アイドルに、元祖ワガママ大女優などなど…。ところが、ガールハントに異常なくらい燃える清史郎の秘密に気づいたときには、スタジオの惨劇は、もうはじまっていたのです…。
土曜の午後の代々木公園、手をつないで歩くわたるとあたし。めいっぱい恋人してたのに、突然彼がつぶやいた。「ああ、ガキのお守りも疲れんなあ」。あたしのハートは道に落ちたアイスクリーム、崩れて溶けて-。「あれは悪魔のしわざなんだ」なんて、子供だましの言い訳したって信じないわ。なぜ?どうして?あたしになにか隠しているの?彼の心がわからない。わたる、ほんとうのことを話してちょうだい。お願いよ!
ラブレターをくれた男の子が落ちてきた大石にうたれて死んだ。誰かが押さなければ石は落ちない…。憧れの人とむすばれるように星に願いをかける“七夕の夜”がもうすぐだっていうのに、いったい、誰が、何のためにこんなことをしたの?事件を調べはじめたあたしまで襲われて、でも、そのとき心に浮かんだ名前があった。けど、まさか!ドジで泣きむしのあたし、田村千夏が出合った謎いっぱいの大事件、読んでね。
バスケ部の間宮森生クン、大好き。あたし、森谷志乃は体育館のヨコを通るときにチラリと練習を見ることしかできないの。コラッ、ウジウジするなっていつも思うけど、強烈な恋のライバルもいるもんなー。新体操部の三沢美子には、ルックスじゃ負けちゃうもん。でも、世の中どこに知り合うきっかけがあるのかわからないものよ。あたしの場合は、それがシャワー室だったワケ。エヘヘ。ちょっとここじゃ、話しにくいわよっ。
はじめまして…。あたしは、村上沙也香といいます。どうか、よろしくお願いします。あたし、何事もいつもスルリと通り抜けて、涼しい顔でいい子ぶってる自分がキライ。世界じゅうでいちばんキライ。あたしは、生まれ変わりたいの。だから、これから書こうとしていることは、そんなあたしの飛翔への物語なのです。どうか、応援してくださいね。
「春は大嫌いよ!」なんで、そんなことをあたしはいったのだろうか。なんで、そんな大声を出したのだろう。あたし、森下こよみ。この春、高2になる。春はすごく好き。だから、自分で、どうしてそんなことをいったのか、わからなかった。でも、ささいなことじゃなかったんだ。その言葉は、あたしの中から、出てきた言葉なの。今度の大騒ぎの終わりに、あたしはもう一度、その言葉にめぐりあうことになる…。
あたし、高樹美佐。私立女子高校の3年生。好きな人も憧れの男性も見つけられないあたしは、いつも、親友のノンとヤッピーのノロケ話の聞き役。あーあ、BFが欲しい!そんな時、ノンが、ハンサムな大学生、白石洋一さんを紹介してくれたの。ヤッタネ。あたしたちがおつきあいを始めて、ひと月ちょっとたったころ、さそわれちゃったの。「夏休みに、ふたりで、旅行、行かない?」って。あたし、どうしたらいいんだろう…。
あたし-渡辺陶子、高校2年-は、同級生の阿部久信くんに片思い。でも、それは、絶対に秘密なの。仲よしのやっちゃんにも、「好きな人なんかいない」って、嘘ついちゃってる。だって、友達に相談すれば、「告白しなよ」って言われるにきまってるもん。あたしに、告白なんてできるわけないし、だから…。と、ところが、“あたしが、阿部くんのこと好き”っていう噂が、いつのまにか広まっちゃってたの!えっ、どうして…?
あたし、和津真理。中3の探偵小説大好き少女。探偵倶楽部“イレギュラース”のメンバーが、転校してきた志郎・ホームズ君が入会したので3人となり、やっと公認サークルになったの。部室は、司書のユミコお姉さんに頼みこんで、閉架図書室の一角を使わせてもらうんだ。その頃、校内で怪しげな事件が起こり始めたの。女子トイレの鏡に、ルージュで文字が書かれているの。それも「フクシュウ」と…。また、“イレギュラース”の活躍の時よ。