出版社 : 講談社
わたし、佐藤鈴子。すっごく内気で、いつもいつも、たくさん言いたいことがあるのに、ぜ〜んぶ、この胸の中で消えてっちゃうの。高校2年生になったっていうのに、ほんとにイヤになっちゃうくらい何も言えないの。こんなわたしでも、好きな人がいるの。同じクラスの村上くん。学級委員長で、わたしとは正反対に、すごく明るくてカッコイイの。でも、女のコともうまくお話しできないのに、村上くんとなんて…。せつないな…。
沙羅が転校した玻琅学園は、妖気ただよう不気味な学校!見た目にはフツーの高校でフツーの教師と生徒たち。でも、私にはわかる、人間じゃない霊力が…。そんな沙羅の目の前で血しぶきが噴き上がり地底から声が響く。B・Fの薫までさらっていった悪霊の正体と目的は、いったい何?秘密の能力を知られたら薫ともお別れだけど、彼を救出するために、私は満月の夜、闘い、大ピンチ。そのとき現れたのは意外な人!応援してね!
ハンサムな深津聖くんの自転車の荷台に、髪の長い、ほっそりした少女が座ってる。それも、透きとおるような真っ白なドレス着て!クラスメートの礼美たちには見えなくって、あたし、泉だけには見える…。深津くんと親しくなっていけばいくほど、ふしぎでおそろしい出来事がおこってきます。ついに、湖に引きずりこまれてしまう。こわい!深津くん、いったい何があるの?あたしこの秘密、おそろしいけど、必ず解きます。
彼、トオルは、おしゃれなドロボーさん。深夜の宝石店の前で、私、アリサのファーストキッスを盗む。その手ぎわもにくらしいくらいあざやか!ところが、そのとき宝石店のなかでは、なんと殺人事件が行なわれていたの!目撃者の証言で、私たちはリッパなおたずね者に。刑事がニガテのトオルと、スリル大好きのアリサ。こうなったら、ふたりの推理で、真犯人を見つけなきゃ!なのに、ピンチの私たちの前に、犯人の巧妙なワナが…!
“生まれかわり”-って、信じますか?高原の小さな町の学校に転校してきた美生が出会った、気になる少年。結城直-彼と出会ったその瞬間、春でもないのに、頭上の桜が一斉に花開いたような気がしたのは…、あれは、幻?それとも…“運命”?-春はちょっぴりミステリアスに、そして…ロマンチックに、ね。
大門みかるは2度目の失恋をした。かなりの重症。どうしてフラレちゃうのか知るために、失恋クラブを作った。13日の金曜日にできたクラブの部員は13名。それも全員女子。いまではみかるの身近な男の子といえば弟の友だち森隆一だけになってしまった。みかるの真下の教室にいて、窓から2階に呼びかけ、べんとう半分くれだの、エンピツ貸せだの命令するイヤなやつ。そんなある日、突然、母が若い男と駆け落ちしてしまい…。
私、月子は、走ることが大好きな元気少女。だけど、悩みはある。つき合って半年になるカレ、聡との、近いようでとても遠い距離のこと。もっと近づきたいのに…。ところが、ある日突然、聡にサヨナラを言われちゃう。どうして!?理由がわからないままなんてヤダよ。そんな私の前に、いきなりフシギな男の子・キサブローが現れたり、理沙のウラギリや美幸のイジワルがあったり。頭は大パニック!私の恋はどうなるの?
あたし、白鳥麻央。18歳。パパとママを飛行機事故で亡くし、北海道の叔母さん夫婦のところに引きとられて、もう4年になります。あたしにとっては、じつに波乱に満ちた年月。でも、それも、今では懐しい思い出なの。一度はあきらめかけた健太郎との仲も、元にもどり、そして、なによりも嬉しいのは、早苗ちゃんの足の手術が成功したことです。今は、秋の乗馬大会に向けて、ポーラスターといっしょに、猛練習中なんだけど…。
あたし、工藤由香。都立高校の1年生。今度の事件は、3月の、あたしの16回目のバースデーパーティーから始まったの。パーティーの趣向として、悪友のサキが、魔法のおまじないを教えてくれたことも、その事件の重要な要素でもあったんだけど…。なんのおまじないかって?わかるでしょ!!でも、あたしもサキも、その時はまだ、その魔法のおまじないが、ほんとに効くなんて、ぜんぜん思っていなかったんだ…。
あたし、園田愛子。もうすぐ17歳になる、私立女子高の2年生。家族は、ママと、ママのほうの、おじいちゃんとおばあちゃんだけ。やさしかったパパは、もういない。汚れた手帳だけが、たったひとつのパパの形見。ある日、下校の途中、片倉英二さんと知りあったの。英二さんは、バレエ団のダンサーで、日本公演のために仲間とやってきたという。英二さん!あたしの素敵な“天使”に、なってくれませんか?
アニキのつもりで長年つきあって来た、お隣り、深町家の洋一さん-、洋にい、への気持ちが。いつのまにやら女のコらしい片想い、てヤツに変化しちゃってるコトに気づいてしまった、ボク、井沢真琴。16歳、高1。春休みを待ちかねるようにして、ボクは、洋にいが住みこみでアルバイトしてるスキー場のペンションへ、旅立ったんだ。大好きなヒトと楽しい時間を過ごせるはずだったのに、ちっきしょー、ジャマモノが、1匹…!
ひろみ、タカシと初めて正式のデートをするんだ!でも、はずかしく、うれしい待ち合わせの場所に現われたのは、なんと、受験の神様MI。そこで、アリスを危機から救い出すようにたのまれます。恐ろしい大貧民の町、奇妙な嫁探し男、ガラスの大宮殿と,冒険をくりかえしてめぐり歩き、巨大な城に住むばか殿様と対決、ばかのふりをしているコワ〜イ殿様と“胸キュン・ペアー”のあたしたちの戦いが始まります。応援してね!
卒業アルバムの中の私はふてくされていた。大宮マサトは、クラス公認の私のBF。そこそこカッコよくて、ほどほどにデキのよい彼は、シコシコと受験生して、市内の進学校へ。私、上野リカは、いまいちデキがよくないの。親のカネの力で女子高へ、の例のパターン。“彼と信じていれば、だいじょうぶよ”と友達は気安めいってくれるけど、ふたりの仲は卒業までと、私、感じていた。想い出づくりのため、私、ある重大な決意をしたの!
超能力にもいろいろあるけど、私が好きなのは、だんぜんテレポーション。そう、瞬間移動ね。人気バツグンのアイドル歌手に乗りうつることだって、できるんだから…。私、みなも、15歳。超能力研究家のパパの実験室で、幼なじみの沖也、ハンサム宗彦と、3人そろったとき、不思議な体験がはじまったんです!ハッと気がついたら、私、熱狂のステージの上。スリルと事件は大観迎だけど、ホントの自分に戻れなくなっちゃった!
あたし、白鳥麻央。パパとママを飛行機事故で亡くしてから、はや4年の月日が流れた。高校生活最後の年を迎え、もうすぐ、仲よしになった友人たちとも、別々の道を歩むことになるのかと思うと、ちょっと複雑な心境なの。健太郎とも、相変わらず気まずいままだし…。その健太郎が、早苗ちゃんの2度目の手術のため、ロンドンへと旅立つ前にいったんだ。「帰ってきたら、俺、変わるよ…」健太郎!あたし、信じていいの…!
あたし、八木ななみ。K学園高校1年。入学式は明日だけど、1日早く学校を、そして、温室をたずねてみたかったの。あたしは、小さい頃、この街に住んでいて、この学園も遊び場所のひとつだった。ある夏の日の午後、あたしの運命を決めた、不思議な女の人に会ったの。「あなたはここの学園の生徒になるの」ちょっとふるえた声で、それだけいうと、その人は、温室の中に姿を消したんだ…。
あたし、高見沢翔子。高2。中3の時に、鎌倉から東京の南池袋に越してきたの。近所に矢吹浩太郎という、すごく失礼な同級生がいるの。引っ越しの時、挨拶にいったら、「名前負けだな」だって…。それからの浩太郎って、会うたびに、あたしをからかうのが趣味みたいなんだ。あたしのカレは、同じクラスの高橋直樹クン。ちょぼネクラぎみだけど、ステキなの!といっても、一方的な片想いなんだけど…。
ねぇ、こういう経験って、ない?今、わたし、毎朝同じ通学電車で、顔を見かけるだけの人に、すっかり恋しちゃってるの…。これって、一目惚れ、なのかな。わたし、木下涼子。高校2年生。世の中、いろんなカップルがいるわけだけど、みんなどうやって知り合ったのかな。一目惚れって、どのくらいの確率で成立しているのかな?だけど、その前にどうやったらわたしのこと、気がついてもらえるんだろう?