1989年10月発売
子供のときから大好きだった一博が、ふしぎな事件とともにやって来た。あたし、藤摩理央。女子高校2年生。で、かよわい少女達を世のワルから守るため、悪人どもに立ち向かう秘密のグループ“極上ガールズ”の一員。誘拐された少女をとりもどしてほしいっていうんで、事件を探っていくと、次々に奇怪なできごとが起こる。これって、ふつうじゃない!理央、一博といっしょに、魔物と戦います。すごい奥の手で事件も解決!
ドアを開けたら、美奈子が死・ん・で・た!あたしのいちばんの親友の美奈子が!あたし、葉月ナナは、デビューがいっしょで、人気NO.1の清純歌手・沢田美奈子にひさしぶりに会いに来たってのに…。悲しくて、くやしくて、泣きながら、きっと犯人をつかまえてやることを誓ったんだけど、警察は、このあたしを疑ってる。ハンサムな刑事さんの助けで、ついに真犯人をつきとめたとき、逆に、あたし自身が大ピンチ!応援してね。
お元気してますか?八手真名子は16歳になりました。美少女アイドルNO.1、すごい人気はいいんだけど、心配のタネは、BFの克樹のこと。ちっとも恋が進んでいかないの。おまけに、ミステリ好きの克樹に事件の謎解きを依頼してきたのが、あでやかな日舞の師匠。な、なんと17歳の未亡人!もオッ、克樹に色っぽい流し目送るの、やめてよネッ!ところがこれ、強気の克樹が初めて頭かかえる超難事件。やっぱり真名子じゃなくっちゃ。
あたし、村上明日香。高校1年生。あたしが、みんなとは血がつながってない殺人犯の娘だったとわかり、一時はバラバラになった姉妹の仲も、あたしの自殺未遂騒動を契機として、少しは落ち着きを取り戻したの。しかし、四女の絵里香の、あたしに対する憎しみはますます激しくなり、家にいることも少なくなってしまった。絵里香の、幼く、必死の抵抗は、あたしの胸を痛ませるんだ…。
あたし工藤由香。都立高校2年生。今回の事件は、大変だったペーパームーン事件がようやく解決して、あたしとサキが、朝帰りをした日にはじまっていたの…。あたしたちの朝帰りは、みごとに双方の親に発見され、たっぷりお説教されたあと、1か月間の謹慎までいいわたされてしまったんだ。謹慎期間も半分が過ぎ、毎日がつまらなくて、『いっそのこと、事件でも起こればいいのに』って、日記に書いたら、本当に事件が…!
星ケ丘は、都会の騒音とはまるっきり無縁の、星がきれいな、静かな街。そして、よくUFOが目撃される街でもあった。西村裕美は、県立星ケ丘高校に通う、快活で、誰とでも楽しくやっていける女の子。しかし、クラスメイトの森沢真一だけは、別だ。好きなのだけど、ほとんど会話を交したことがないのだ。ある夜、裕美は、霧降山に吸いこまれるように下降する、オレンジ色の光を目撃した…。
あたし、百武千晶。都立黄島高校2年生。ホシオ--百武星男は、あたしん家の居候。あたしにとっては、イトコにあたる、ということになってるけど、本当はエイリアンなんだ。うちの高校に、100パーセント日本人だが、国籍がアメリカという、とびきりの美少年が転校してきた。名前は、リン・パートリッジ。どう考えてみても、あたしなんかとは無縁の人種と思われた彼が、あたしたちを巻き込むことになる、今回の事件の張本人だったの…。
わたし、佐藤彩。私立聖和女子学園1年生。ウチの学校は中等部から続いている女子校。だから、トーゼン、男の子には縁がないの。それに、太っているのが、ちょっぴりコンプレックスでもあるし…。ということで、夏休みの重大テーマは、ダイエット。目標は、40日間でマイナス4キロ。シェイプアップのために、毎日通うことにしたプールで、あたし、ふたつ年上の、笑顔がステキな城ノ内真澄さんと、知りあったの…。