1990年6月21日発売
砲撃目標ゼロ砲撃目標ゼロ
泥沼した内戦に明け暮しる西南アフリカ某国。ここに、“ヘルガ”と呼ばれ、反政府ゲリラの守護神と化した一輛のソ連製T55戦車がいた。この戦車を駆り、神出鬼没、次々と政府軍を撃破しているのは、日本人の元外交官だという。事態を重視した日本政府は、陸上自衛隊の人員と、実戦テストを兼ねた90式戦車を密かに送り込む。阿修羅の如き戦いの女神“ヘルガ”と、電子装置の魂である国産最新鋭戦車…日本人同士の凄絶な戦車戦の結末は。
軌道傭兵(オ-ビット・コマンド)(1)軌道傭兵(オ-ビット・コマンド)(1)
日本の海洋観測衛星の修理を担うスペースシャトルが打ち上げ直後に炎上。それを支援する衛星基地“フリーダム2”でも居住モジュールの爆発が…。シャトル損傷の原因追究に燃える機長のハスミ大佐は、愛機が何者かに狙撃されたことに気づく。一方、フリーダム2の研究員秋山は、観測衛星の実体が極秘配備の軍事衛星で、その原子炉が暴走していることを知った。負傷した同僚に代わり秋山は船外活動へ。だがそこに新たな妨害工作が。
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