1993年12月5日発売
「なんで高志が、ほかの女の人にプロポーズしてるの〜!?」偶然見かけた光景に、私、忍は大ショック。いいわけの電話さえないんだもの。私たち、もうおしまいね。だから私、親のすすめる人と結婚します…。ところが、そのころ高志は、大ケガをして昏睡状態。電話どころじゃなかった。でも、何もしらない忍は、すっかりあきらめてしまっている。このまま二人は…。
「留花、いったいどうやって、あの秋月忍と仲良くなったの?」ごくごくフツーのあたし留花が人気No.1の秋月忍と一緒に登校したから、学校じゅうの女の子たちの注目をあびることに。「お互いにひと目ぼれしたの」と、みんなには答えているんだけど、じつはコレにはふかーい事情があって…。本当の恋人ってワケじゃないの。でも…。
「別れてほしいって、彼女に話したよ」カズトの言葉が胸に響く。カズトのこと、信じててよかった。待っててよかった…。カズトに彼女がいること知ってて、告白しちゃったあたし。ようやく、セカンド・ガールからファースト・ガールになれて、しあわせいっぱいのはずなのに、心の中のずっと奥、不安な気持ちが、ポツンと芽を出してる。だって、セカンドのつぎは、ファーストだけど、ファーストのつぎは、別れ…。
「これ以上、この問題に首を突っこむな」それはないでしょ、ゆーさん。私は、ゆーさんの力になりたかっただけなのに…。でも、私はあきらめないから。必ず、ゆーさんのお母さんのこと、調べてあげる。というわけで、手がかりの写真を見せてもらおうと、超有名な歌手のクリス・フォーチュンを、再び訪ねたミキ。ところが、当のクリスは、コンサートも放りだして、行方をくらましていた…。
あなたと一緒にいるようになって、半年。でも、告白したのも、遊びに誘うのも、いつもあたしのほうから…。これって“つき合ってる”って言うの?あたしは、あなたの“彼女”なの?こんなに近くにいるのに、不安ばかり。だって、あなたが、前につき合っていた彼女のことを今でも好き、って噂が…。あなたの心が見えなくて、せつないの。あなたの心の中にいるのは、誰ですか。