1993年2月発売
「判決。前向きに歩いた被告人を死刑に処す」ウシロノ大統領は、明るいことや前向きなことが大嫌い。だから、明るく健全なアリスが誘拐されてしまった。この国では、歩くときもうしろ向き。わかってたけど、アリスを探しだすためにアセッていた胸キュンは、うっかり、前向きで…だからって、なにも死刑なんて!鳥のエサにされる胸キュン・ペアーは、後野平原に追放。やっと、アリスを見つけたけど、「うしろ姿」が怪しいぞ。
バレンタインの夜。人気俳優・石山竜二のパーティーに、特大のプレゼントが到着!もちろん、中身はチョコレート、って誰もが思ったけど、違ったの。なーんと…死体が出てきちゃった。-殺されたのが高校の先輩だったから、あたし、加奈は犯人探しに首をつっこむことに。恋人の直也も、ヒョンなことで事件にかかわって…。でもね、ヘンなの。あいつ、何か隠してる。浮気だったら許さないから。
「えーッ。あたしのパンツが10万円っ!」青ざめるのは花岡咲也ちゃん、16歳。恋にはてんで弱いけど、ケンカをさせたら天下無敵のおてんばガール。なんとパンツに10万円の賞金をかけられちゃったから、さあ大変。悪ガキたちに狙われるわ、恋のライバルと闘うわ、おまけにナオキとタカシの一騎討ちまであって。恋と事件はクライマックス。大人気シリーズ第3弾。
タロット占いが得意な私、リリコです。私のいる2年A組には、いつも誰もすわっていない机とイスがあります。“ナゾの転校生の席”と呼ばれているんだけど、ある朝、それが片づけられてしまうの。「転校生は、もう、こないのかしら」親友の早苗と首をかしげたのが、事件の始まり。その後も毎朝、ひとつずつ、机とイスが減っていくのは、なぜ!?予知夢の意味は。ロウと私は、やがて意外の死の真相に…。
あたしが好きになった忍くん。彼を、よく言う人はいない。冷たいとか、不良だとか。でもあたし、噂より彼を信じたい。彼の瞳がとてもやさしいから。そして何より、あたしが好きになった人だから。ところが、あたしの中に不安が…。彼の胸に顔をうずめてた女の子のこと、言い訳もしないのはなぜ?それでも信じろと…!?好きな人に裏切られたら悲しい。好きな人を信じられなくなるのは、もっと悲しい-。
ある日突然、あたしの家の同居人になった翔くんは、あたしと同い年の17歳。スポーツ万能、ルックスはモデルなみ。おまけに秀才。あたしの通う県立南高に転校してきたその日から、女のコの人気を独占しちゃって、今や、押しも押されぬ校内一のスーパースター。そんな彼との同居生活は、ドキドキの連続で…。あたしのハートも、ただ今翔くんに急降下中。2年ごしの片思いの相手庄島くんと翔くんとの間でゆれる想い、どうしたらいいの。
「アナタ、太ったでしょう。フフン」今回の事件は、あたしの恋のライバル・尚子の、このひと言から始まったの。あたし、志摩なつき。高校1年生。尚子に対する意地もあって、ダイエットを始めたんだけど、そのダイエットが原因で、なんと、あたし、誘拐されちゃったんだ。しかも、あたしに続いて、徹と圭までが誘拐されてしまい、そして、ついには-。これって、いったい、どうなっているの。
ここはどこだ?-仲間と中原を旅するフェンが迷い込んだ場所は、見たこともない怪しい森の中だった。そして、そこには1人の美しい娘と謎の操兵が…。〈聖刻1092〉の世界を舞台にした、読者の参加する冒険活劇の第2弾。
おっとりもののマーク、メガネの天才ジョン、怪力のマッチョマン・ポール、動物の言葉が判るひときは美形のトミー。これがご存じ、東京少年十字軍のメンバーだよ。そこへはるばるニューヨークから『氷の女王』と異名をとる美少年がやってきた。彼の名はクリス。宿命の敵『くろま』(世界黒魔術師連合)と戦うべく、5人の美少年戦士たちははりきるが…。
ガディルのテーブルクロスを織ろうと、糸を探しにパリオの街にやってきたマルーシュ。やっと気にいった糸を見つけたのに、白髪の少女「白童」に横取りされてしまって…。あわててヒーロフに乗って追いかけたマルーシュだけど、白童の正体は、山姥だった。白童が現れると、白群綿花が豊作になるという。その謎を知りたがるマルーシュに、山姥は、ハンカチ大の布を織ることを依頼するが…。
野々原姫子-通称、姫ちゃん。男のコもあっけにとられるオテンバ娘。ある夜、姫ちゃんは、魔法の国のエリカからまっ赤なリボンをもらっちゃったんだ。その日から、ぬいぐるみのポン太がしゃべりだし、姫ちゃんには不思議な力が…。まんがにテレビに大人気に姫ちゃんがロマンチックな小説になって、元気に登場。
北海道・日高は、競走馬の生産地。夏休み、実家の牧場に帰った青葉を待っていたのは、一人の見知らぬ少年だった。『風駆ける日』ルビーの指輪をめぐって、憧れの野ノ宮君があぶない。アサキは、超変人ケイゾウおじさんと事件解決に-。『血ぬられた貴婦人』中学三年の夏休み。山口県萩へひとり旅のしのぶを出迎えてくれたのは素敵な男の子。何か起こりそうな甘い予感。『特別の夏休み』
ついに影の国に潜入したナージャと仲間たち。目的はもちろん、〈竜の石〉奪回だ。しかし、目指すクレインの城は意外にも遠く、行けども行けどもたどりつけなかった。そんな彼らの前に、突然現れたイーシア。疲れ果てた表情の〈黄金の女神〉は、何かを企らんでいるのか?それとも。竜族の夢が叶う日は、やってくるのか…。不思議な絆で結ばれた、ナージャとイルの冒険ファンタジー最終幕。
戦が始まった。魔族の存亡を賭けた聖戦が。だが、魔王はすでに予見していた。魔族に未来はない。穏やかな死か、急激な滅亡か?どちらにしても、魔という種に存続の道はない。魔王はその運命を砂漠の覇王に託す。砂漠の王都クシアラータの少年王に…。砂漠の王国を舞台に織りなされる、運命の王女の物語第8幕。
切なすぎる夜をいったいいくつ数えたら、人は大人になれるのだろう?高校3年、運命の土曜日。朝子が高岡燿二と出会ったその日が、恋の始まりだった。その恋の最初の問題は、朝子の親友、美紀も、彼が好きだということ。そして、燿二の気持ち、病気の母親のこと-。さまざまなことが朝子の恋を揺り動かし、そのたびに、眠れない夜を過ごす…。恋する喜びと苦しみを鮮やかに描く純愛物語。