1993年6月20日発売
時の迷宮の舞姫時の迷宮の舞姫
ゆっくりと体を引き寄せ、唇が重なる…。「やめろ!」と、竜憲が叫んで、弾き飛ばした相手は、まさかの大輔。悪い冗談なのか、彼に取り憑いた魔物の仕業なのだろうか。一方、もともと女にしか興味がない大輔の前には、美しい女が神出鬼没する。しかし、この女が現れるたび、誰かが消えていく-。人を食らい、若さを食らって生き、大輔に会いにくる女の目的は何?命を賭けて魔物と対峙する大輔の運命は。
グラフトンの三つの流星グラフトンの三つの流星
ハラーマ大陸では、かつてこの地を支配したムアール帝国の衰退により、盟主権をめぐる興亡が繰り広げられていた。傭兵として各地をまわるエフェラとジリオラは、グラフトン公国の三つ子兄妹と出会う。しかし、新興勢力フォーダ神聖皇国が、その幼い兄妹の命を狙っていた。人間の魂までも奪うと伝えられる教団を持つフォーダから、彼らを救うため、いま、女戦士が立ち上がる。そして、夢石の中の赤い星が暗示するものは…。
恋愛の距離恋愛の距離
「まず会社を辞めよう!」二十二歳の吉武真希は単調な生活を変えたくて、ついに決心する。そんな真希の気持ちは、高校時代からの彼、圭輔には伝わらない。気持ちが通じあわないまま、「東京で美術の勉強をする」と宣言する真希。「俺たちはもう終わりなのか」と呟く圭輔。その言葉に真希の心は揺れる…。会いたい時に会えないのは、恋人じゃないの。
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