1994年12月発売
あたし、麻生雛子。15歳の中学3年生。あたしが西田くんを好きになったのは、中1の冬。それ以来、ずっと片思いしてる。あたしが片思いから卒業するには、あたしから告白するしかない。だから、あたし、クリスマスやバレンタインのたびに、いつも告白のことを考えてた。そうして、迷ったあげく、いつも告白から逃げてばかりいた…。そして、卒業式。告白の最後のチャンス。もう迷っても、逃げる場所はないから。
大好評《好きから始まる》短編集シリーズ第7弾。放課後に生まれた三つの恋物語。放課後の教室に呼びだされて、ドキドキしちゃう、『黒板にいたずら書き』。夕暮れの図書館で偶然見かけた心の王子さまへつづる胸きゅんダイアリー、『愛しのブラッドベリさま』。そして、渋谷に放課後集まる、高校生の純な出会いと恋を描いた、『街に出て恋をしよう』。3人の恋のショート物語です。放課後は、恋に輝く宝石箱。
神王バルバスによって周期が失われた“神々の住まう地クリスタニア”。その地に住まう、神獣の民たちは神王バルバス率いるベルディア軍の野望のため、戦いを強いられることになった。そして、この世はまさに混沌の時を迎えていた…。ダナーンの地からクリスタニアに上ってきて、1年が経とうとしているレイルズら一行は、神獣の民の傭兵集団“獣の牙”の砦にたてこもり、レイルズの指揮の下、ベルディア軍の襲撃に備えることになる。そして、前回の戦いで傷つきながらも痛手を負わせた剣の牙の候爵グレイルに復讐の名を借りた、死をかけた戦いを挑まれる。銀狼の娘マリスとともに、神王バルバス率いるベルディア軍からこのクリスタニアを守ることができるのか。
カレとあたしをつなぐのは、ポケベルのメッセージだけ。逢いたいのに…(第1話)。アイドルなんかしてると、好きな人さえできない。そんなあたしがときめいた相手は…(第2話)。夢かない、武道館コンサート決定。約束どおり、お前を迎えにいったら…(第3話)。-好きな人と、一緒にいたいって気持ちは、アイドルだって同じ。3組の恋人たちの、イブの素敵なラブストーリー。