1995年2月発売
あたし、片岡ゆり子。おいしいもの食べてるときが、いちばんしあわせで、ちょっとだけ、ぽっちゃりタイプの高校1年生。みんなはダイエットに夢中だけど、あたしは、このままでいい。ダイエットで暗い顔してるより、やっぱり、しあわせな笑顔よね。それに、あたしは、ヤセてる女の子が好きな男の子は、好きにならない。今のあたしがあたしなんでもん…そう思ってた…。でも、初めて、好きな人ができちゃって。
ハーイ、わたし、高原イチゴ。校内放送で恋愛相談のディスクジョッキーをやってるの。今回は、バレンタイン成功のヒケツを放送することになったの。でも、やさしい彼、モトくんも応援してくれるから、超ハッピー…のはずなのに美少女のライバルが登場して、バレンタインにはモトくんを奪うって宣言するんだもん。わたしのバレンタインが。巻末には、イチゴとえりかが、読者さまの恋の悩みにお答えする「恋愛相談室」つき。
えーっ、あ、あたしの部屋に、あたしだけのベッドに少年が半裸で寝てるなんてっ。「不良」って思われてるあたしだけど、一気に体温下げてくれちゃうその少年は、二百年後からきたっていうの。で、一年先輩の千晶さんとホシオさんを救えってコトなんだと。最初は見ず知らずの二人が、体をはって、あの「あたしのエイリアン」の、ホシオと千晶を守る、珍妙にして結果オーライの新シリーズ、ついにスタートなんです、みなさん。
秋山百合亜、15歳。パパの転勤で、アメリカのポートランドで暮らすことになったの。日本がなつかしくて、ちょっぴりセンチメンタルに。でも、同じハイスクールに通うアレックスと友だちになった、わたし。彼はとてもやさしくて、まだ慣れないわたしに、アメリカのことをたくさん教えてくれる。それに、彫りの深い瞳がス・テ・キ。ところが、ショックな噂を耳にしてしまったの。彼には好きなひとがいるらしいって…。
いつだってあなたのことを想っている。ずっとずっと好きだった。もう、ガマンできないの。この気持ち、どうしても伝えたい…。長い長い片思いの末、勇気を出して、ついに告白を決意した3人の女のコ、翼、夕妃、響美の恋の結末は…。『初めての告白』をテーマにした3つの恋の物語を収録。
頑丈なプロテクターに身を包んだ男たちが、ふた手に分かれ、それぞれに得意の武器を使ってひとつの人形を奪い合うゲーム「リカプト」。それは、汚染した地球で、障壁に囲まれて暮らす人々の間で随一の人気を誇るスポーツであった。ここにひとりの男が新チームを結成した。勝ち進む、寄せ集め軍団。だが、彼らが掴みとろうとしたものは、単なる人形ではなかった。
地球を模倣して蘇製された人工惑星セカンテラの地中に、帝国軍の力の要である超亜空間技術を秘めた直径1200キロの巨大機動要塞が隠されている。それを知ったリナは、ランバルトの野望を阻むためには装置の破壊以外にないと、アドラたちとともに要塞内部へ、無謀に侵入を開始する。しかし、そこには、破壊不能な復合AIベルドネスによって二重三重の防御網が張られているのだ。