1995年発売
わたしの願いがかなうならわたしの願いがかなうなら
10年ぶりにニューヨークから帰国したお兄ちゃんは、いきなり「ボーイフレンド禁止令」をだしたの。受験を控えた大切なときだし、まだ恋は早すぎるって。でも、優斗君は勉強もみてくれるし、わたしは優斗君がいるからがんばれるの。大好きなお兄ちゃんたちにもわかってほしい。サンタクロースさま、お願いです。亜莉亜の心からの願いをかなえて。わたしは、優斗君といたいだけなの-。
時空(とき)を超えて時空(とき)を超えて
超自然現象を研究する「オカルト研究部」は、彩木学園高校でもっとも伝統がある。新入生の千尋は、部長の河世くんにあこがれて、「オカルト研」に入部したものの、熱心な活動についていけない。河世くんの恋人になっても、彼はオカルトに夢中で、千尋の心とすれ違うばかり。ある日、千尋は放課後の校舎でタイムスリップ。未来に待っていたのは河世くんの死。運命を変えるために、過去へ飛ぶ千尋だが…。
恋の奇跡を信じてる恋の奇跡を信じてる
あたし、水野夏奈。ミッション系の女子校に通う、15歳。で、この学校の言い伝えでは、16歳までに彼ができないと、今後7年間ステキな恋には出逢えないっていうの。どうしよう。それじゃ、わたしの20世紀は、恋なし。願いごとを三つかなえてもらえると、噂を信じた夏奈は、旧校舎へとでむくのだが…。信じることって大切。でも、そんな噂に邪悪な霊がつけこんでいたら、夏奈の運命は。
今夜もわたしは離れない今夜もわたしは離れない
あたし、朝月舞、17歳。駆け出しのタレント。目標は女優。でも現実はキビシイ…。やっとドラマに出演できても、たった一言のせりふがあるだけの役。そんな舞に、いまをときめく人気女優の坂奈里沙が、「水沢拓くんは、どうしてる」って声をかけられたことから、つぎつぎと事件が。25歳の誕生日までに、里沙の身になにが起きるのか…。憧れの拓先輩とたどる17歳の新人タレントの、怖いけど優しい、奇妙な心霊ラブ物語。