1996年12月5日発売
ささやきは魔法ささやきは魔法
あたし、栗倉眸。十五歳。彼はいないけど、素敵な電話友だちがいる。“人見さん”という二十五歳の青年。だけどまだ、彼の姿を知らないの。「あたし、人見さんに会いたい!」懇願のかいあって、ついにデートが実現。約束の場所には、とびきりの美少年が。でも、親友の妙子はこういった。「わたしにはだれの姿も見えなかったよ」人見さん、あなたっていったい…。
薫夜(かぐや)薫夜(かぐや)
卓也の父・野武彦の手によって捕らえられ、香港から日本へと戻った薫を待っていたのは、七曜会施設での監禁だった。また、姫羅盤である薫の妹・透子も、人里離れた神社の中に封印されることになる。そんなおり、七曜会内部での分裂が起こり、同時に鬼道界からの陰の気が強まりはじめた。最大の危機を目前に、卓也と薫は…!?霊能力コンビが繰り広げる、妖しの世界のオカルト・ファンタジー第七幕。
月下巴里祭(下)月下巴里祭(下)
「大都会パリの地下に、こんな湖が!?」次々と犠牲者を生む謎の教団にひとり乗りこんだ久馬貴志は叫んだ。美貌の女神メリュジーヌを崇める教団から、従姉シベールとオカルト学フリークの留学生月魂によって、貴志はからくも救出されるが、革命の街パリに教団は次なる『破壊』の嵐を準備していた!-のちに日本で、古代インド神入り乱れての騒乱に、彰と名コンビを組む貴志の、隠されたパリ時代を明かす特別編。
竜を狩る者竜を狩る者
香港の街では、死者が徘徊する奇妙な事件が頻発する折、ラルフが誘拐された!“龍の末裔”であるが故なのか?何らかの研究に利用されるためなのか?元上司のロイ警部は同志を率いて決起する!ラルフをこよなく信頼する新堂は、命を賭けて奪還を誓う。ラルフもまた、絶体絶命のなかで呟いた。「いま、そばにいてほしいのは、お前だ」と。熱い街を疾駆する、好評シリーズ第2弾。
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