1997年7月5日発売
今回は、美奈子が遭遇した事件です!姉の友人の美緒さんは、最近、いたずら電話や脅迫状で悩まされている。そこで、気分転換も兼ねて、彼女の誕生パーティーが無人島の別荘で開かれることになったんだ。ところが、招待客の中には、ご主人の元恋人がいたりして、あやしい雲行きに。そして、ついに事件が!恋のトラブル?それとも…!?麻衣子の応援で謎に挑戦。
強国に挾まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう待女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。十二世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。
「さっさと帰れよ、輝夜姫」-わたしの名は遙香。普通の女子高生のはず。なのに幼なじみの辰也はそう言って、満開の桜の下、突然背を向けた。混乱する遙香に魔の手が伸びる!!四天王のひとり「闇戸」を独占しようとして罪を犯し、地上へ流された輝夜姫。今、千二百年の刑を終え、天界へ召還される彼女に女神としての記憶がまったくない!?恋ゆえに罪を犯した輝夜姫が天へ帰る時が来た。
「夢を…買うと申すか」深淵のような瞳の底で、妖しい微笑が揺らめいた。世にも美しい娘の姿は、黄金の光に包まれて、天女のそれに紛うかと思われた。だが、次の瞬間、天本と敏生の眼前で繰り広げられた光景。-それは信じがたいまでに恐ろしく、そして哀しいものだった…。精霊の血を継ぐ少年と、美貌の追儺師が術を駆使して、百鬼妖魔を討ち破る!第3回ホワイトハート大賞「エンタテインメント小説部門」佳作。
自らの龍の血が覚醒すると、香港を混乱に陥れると知ったラルフは、苦悩していた。そんなラルフの前に、龍の一族との闘いで生命を失くしたはずのローリィが現れた。「お前は世界を支配できる。これからは、俺の言うとおりに生きればいい…」無二の親友の言葉に安堵し、相棒・新堂の忠告にも、もはや耳をかそうとしないラルフ。しかし、二人の再会が、香港を怒濤の渦に巻きこんでいくことに!!シリーズ最終幕。