1997年8月5日発売
あたし、やっぱり竜一が好き。気がついたら、ホントに好きになってたの。でも、竜一は友だちの彼氏。愛を誓いあえる確率0パーセント。なのに「マーメイド伝説」の期限まで、あと2か月もない-。あせるあたしにマーメイドの友だちが、愛を誓いあってくちづけをかわさなくてもいい“もうひとつの方法”があるってことを教えてくれる。でも、その方法って…!?いよいよクライマックス。感動の完結編。
とつぜん恋人と連絡がとれなくなった主人公のもとに、彼を目撃したと、ハワイにいる姉から手紙が来る。彼を捜して、初めての海外旅行。思いっきり食べて遊んで買い物して、おいおい彼氏はみつかるのか〜?一年の半分はハワイにいるという著者がおくるラブコメディー。大笑いしながら、大人気のハワイの遊び方に詳しくなっちゃう。ガイドブックより面白くて、役に立つ。まったく新しいタイプのトロピカル小説です。
真っ白な皿の上に、トマトの鮮やかな赤、アスパラのグリーン…。ソースの一滴一滴が心に染み込む。泣きたくなるくらい懐かしくていとおしい味だった。…モデルのような外見の証券アナリスト吉野貴弘は、探し求めていた味にようやく巡りあった。「いったい、どんな人間が作ったんだろう」厨房から出てきた長身の青年を見て、思わず吉野は息を呑んだ。美形、だったのだ。
阿燐は雍台国の第一王女。しかし若くして即位した兄・双王、愛らしく無邪気な妹・可籃とは違って、実は王室の血筋ではない。中原の小国雍台はたびたび反乱や侵略に悩まされていた。そして異境の趨几国郎颱王に王女を一人差し出すことになった。側室として。「五年たったらおまえを必ず迎えに行く」-秘かに想いを寄せる兄王の言葉だけを信じて自ら志願して趨几国へ向かう阿燐の運命は!?17歳で衝撃デビューした新鋭の待望第二弾。