1998年3月25日発売
風のケアル(1)風のケアル(1)
領主の三男坊として生を受けながらも島人との混血と蔑まれ居場所がないケアルには翼を操り空を翔けることだけが唯一の自由だった。このままどこまでも飛んで行けたら、そんな思いで飛んでいた彼の目に悠然と大海を征く巨大な帆船が。未知の国から来訪したこの船こそ彼を激動の時へ導く運命の使者だった。
吼える海流吼える海流
ときは大正、花の巴里。薔薇色の人生に別れを告げて冒険児伊集院従吾、南海に発つ。美女と美少女引き連れて、飛ばす愛機は複葉機。行く手を遮る魔人を討てと抜くは名刀菊一文字。科学も魔術も蹴散らして、唸る銃弾、火を噴く飛行船(ツエッペリン)。来たぞ我らの痛快冒険活劇浪漫。
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