1998年5月発売
風のケアル(2)風のケアル(2)
ハイランドの使者として未知の国デルマリナヘケアルは旅立つ。苦難の航海を越え辿り着いた地は何もかもが驚愕と当惑に満ちていた。利権を求め彼を利用すべく群がる人々、あまりに違う慣習、価値観-。惑う心でケアルはふと空を見上げる。飛びたい、と-この異郷の空も自分を暖かく包んでくれるだろうかと。そしてケアルの孤独な闘いが始まる。
彗星狩り(中)彗星狩り(中)
一番手の宇宙船が彗星めざして出発したとき、美紀たちはやっと衛星軌道上で、ダイナソアを核とした遠距離宇宙船の建造にとりかかったところだった。勝負に持ち込むためには急がねばならない。訓練中の学生まで作業要員に組み込んで、マリオとヴィクターの指揮の下、突貫作業が続いた。ついに、宇宙船プシキャットは完成した。だがその時、キャプテン・デュークの健康状態という思わぬ難題が持ち上がった。
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