2000年7月発売
世界制覇という目標を掲げたダグート帝国による他国への侵略は、帝国の皇帝ガースンの暗殺という意外な形で幕を閉じた。これにより二つの大陸に及んだ大戦乱は一応の終結を迎えた。しかし、タジたちを襲った仮面の神剣士の正体やエルディスの神像の瞳が輝いた理由は未だ不明のまま。その謎を解明すべく、タジたちは三つのオーブが示した地へと赴く。そこで彼らは、今回の戦乱の裏側に隠された、驚愕の事実を知ることになった。
「ホテル行っちゃおうか?」一斉くんの言葉に、あたしの思考回路パニック。あたしってば、さっきまで、どうやってエッチに持ち込もうか悩んでたのに、しどろもどろになってる…。高校に入って、イメチェン大成功。桃や亜里沙も、「イケてる美由は、エッチ経験あり」って信じきってる。一斉クン、オッケーなのに。ウソつきにならなくてすむ、チャンスなのに-。
「キノはどうして旅を続けているの?」 「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」 ---短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!
おひさしぶり、パステルです!一度は冒険者をやめようとまで思ったけど、心機一転!新たな気持ちでみんなと冒険を続ける決心をしたんだ。そして、シルバーリーブに戻ってきたわたしたちー6人と1匹のパーティは、ついに、ついに貧乏から脱出!!だってね。王女さまを助けたお礼にって、キスキン国から百万Gもの大金が届いたんだもん。百万Gだよ、百万G!もう、文句なしの大金持ちでしょ。そのお金をどうするか、みんなで話し合ったんだけど…。パステルたちの新しい冒険、エピソード1が始まるよ!
セルリアン・シティ魔道士協会のフラマルド評議長の所有する称号の服が何者かの手によって盗まれた!?ハリキッテ登場するのは協会随一の名探偵を自称する、「紫色の脳細胞」ことエイプリル=ランドマーク!!。…いや、べつにいいですけど…紫色ってひょっとして「脳ミソ腐ってる」って意味じゃぁ…。しかも勝手にリナを助手に任命…。名探偵エイプリルの推理が冴える!!(といいなぁ…)表題作のほか『プライド・オブ・ダークネス』、ミニ文庫からは『リナちゃん・おしゃれ大作戦』を収録。書き下ろし「すぺりおぉる」は『エイプリルの事件簿2(タイトル以下略)』。『すぺしゃる』は、まだまだ続くよ、どこまでも。
ジャスミンの出産を控えてケリーが総帥代理の任についたとたん無人車は暴走し強化硝子が落下し重役たちの露骨な抱込み工作がはじまった。でもね、こんなのは余興にすぎない。あの気障で自信過剰ではた迷惑な銀髪のあいつが現れたのだから私は瞬時にリミッターを解除した。ダイアナ・イレヴンス発進。
新たな植民地法締結の使命を帯び、内戦の混乱いまだ収まらぬパガンへ特使として赴くエスティ。売名行為との誹りを受けながら友の治める国との橋渡しを願う彼女は無事大任を果たせるのか?様々な苦難から逃げることなく波乱の時代を鮮やかに生き抜いた薔薇たちの物語は新時代への夢に向け今ここに幕を下ろす。
十九世紀末、退廃の都ウィーン。名誉あるバイエルン王御前演奏会の選考会に挑む薔薇の騎士四重奏団。同じ舞台上に現れたライヴァルの姿はなんと麗しき狂王ルートヴィヒ二世-まさか…あれは誰だ?人々の驚愕と感嘆の眼差しの中、かの王と生き写しの美丈夫が朗々と歌い上げる歌曲は悲劇か喜劇か、陰謀の香り漂う歌劇の幕が今上がる。