2001年5月10日発売
それは楽しいデートはずであった。しかし突然現れた黒い覆面集団とガーディアンの戦いに巻き込まれ、山口貴久の恋人緑川百合子の命はあっけなく奪われた。正義の味方とされるガーディアンの不可抗力ともいえるミス。世間の誰もがそれを責めることはなかった。ただひとり、貴久を除いて…。底無しの絶望の中で貴久は決意する。百合子を殺した「奴」を倒すと。超人的な力を持ち、まったく正体のつかめない謎の改造人間に復讐を果たすと……。高畑京一郎初の長編シリーズ第1弾。
リルカ星域の戦いでナツミを失ったあと、祐太郎たち乗員は連邦領ガニメテに戻された。連邦の対応は思いがけず穏当なもので各乗員には新たな配属が与えられた。しかし、祐太郎は失望感から立ち直ることができず苦悩する。そんな彼の前に現われたのは、リルカ王国の王女アトゥイだった。彼女の持つ特別な力を使ってナツミを元の姿に戻そうと提案する。一方ムラマツ、ヒカリは、仲間を集め、ナツミを救い出す方法を模索していた。そしてついに、ナツミ救出作戦が始動した…!!果たしてナツミの運命は!?第4回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞者・橋本紡が贈るSFコメディ第5弾。
人の周囲にその人物の感情の“色”が見える高校生ー希崎心弥。彼は幼なじみ、露草弓の初めての里帰りに同行することになり徒帰島に向かう。無事に祖父との初対面を済ませた弓であったがやがて二人にとって恐るべき事実が明らかになる。実は島には「波谷様」と呼ばれる信仰の対象がおり、そしてその『神』は信者に特別な力を分け与えていたというのだ!さらにこの世に迷宮神群と呼ばれる神々がおり、その眷属と神々を狩る者たちの間で凄絶な争いが今も続いていること、そして心弥自身の他人の感情の“色”を読みとる能力もまたその神群の一人からもたらされたものだということを知った心弥は…!第7回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞の渡瀬草一郎が紡ぎ出す新神話、開幕。