2003年11月10日発売
「決めた。 私は絶対フレイムヘイズになる」 アラストール、ヴィルヘルミナ、謎の白骨。 彼らは外界と隔離された宮殿に、一人の少女とともに暮らしていた。 その未熟な少女はまだ名前を持っていなかったが、いずれフレイムヘイズ“炎髪灼眼の討ち手”となるべき者だった。 そして、その時はすぐそこまで来ていた。 “紅世の徒”の襲来が引き金となり、史上最悪のミステス“天目一個”まで呼び込んだ戦場を舞台にして、少女は運命の“契約”を迎える。 高橋弥七郎が放つ、渾身の学園ストーリー第5巻! 巻末に、絵師・いとうのいぢによるあとがきイラスト&ラフスケッチ集も収録!
フォーミュラ。それは人間の意識の奥底に眠る、意思を持つ「呪力」。宿主に強力な力を与えるのと引き替えに、常に暴走の危険をはらんでいる。高校生、伊波瀬砌は、かつて雙羽塾という進学塾で、その特殊能力を操るための教育を受けた子どもたちの一人だった。謎の大火災により雙羽塾が崩壊して、半年後。普通の高校生として生活する砌のもとに一通の封筒が届けられる。それは、四年前に起きた猟奇殺人犯「切り裂く者」の事件を報じた新聞記事のコピーだった。そして、まるでその事件を再現するように、封鎖された校内で、次々に人が殺されていく。同じ呪術を操る犯人から、砌は大切な人を護ることができるのか……? 三雲岳斗が贈る新シリーズ第1弾!!
「……いいんですか? このままじゃ、あいつ、本当に死にますよ」 「この程度で死ぬようなら、山口もそこまでの男だ。 いなくなったところで別におしくもない」 地獄の訓練所を卒業し、正式にユニコーンの一員となった貴久を待ち受けていたのは、さらに過酷な現実であった。 予想外の激しい銃撃戦へと巻き込まれた貴久たち。 銃を構えた敵と対峙したその時、貴久は……!? 高畑京一郎が描く男たちのドラマ。 待望のシリーズ第3弾!!
《It》の秘密を知るという吸血鬼ーー『ザ・ワン』はまんまと和歌丘に侵入した。その存在にいち早く気づき、吸血鬼から人々を護るために立ち上がったのは日炉理坂の有力者のなかでも第二位に位置する三鷹家、その長男である三鷹昇! 問題は、彼がまだ小学五年生に過ぎないという事実にあるわけで……。“堂島コウ”についてのレポートを記録したメモリーカードを手に、三鷹昇はどうやって『ザ・ワン』に立ち向かうのか!? 2000歳(推定)VS11歳の戦いの行方はーー!? 息をつかせぬ展開で、人気シリーズ第11弾、登場!
神岡北高校の学園祭で起きた集団失踪事件から二ヶ月。突如数百人の人間が消えるという異常事態の余波は、未だ収まってはいなかった。そんな時、失踪した高校生が一人、何者かに食いちぎられたような傷を全身に負って発見された。だが、常世の霧にまかれて消えた人間が、ただ戻ってくるはずがないー明良たちは高校生を調べ始める。その明良たちの周辺に見え隠れする謎の影、悪化する柊美の病状…事件は破局に向けて、加速してゆく。人気ホラーシリーズ第六弾。
今まで味方であったはずの2nd-Gとの全竜交渉は、佐山と月読の事前交渉により一つの方向性を与えられていく。誰もが過去を忘れないために、そして目を醒ますために……。 かくして、一度は恭順した2nd-Gとの戦闘が開始された。突然、知覚不可能となる“歩法”を使いこなす軍神・鹿島と剣神・熱田。 名が力を持つ概念空間の中で、はたして佐山たちは彼らに勝利し、無事、概念核の八叉を封印することができるのか!? そして、相反する二つの道に対して、佐山が、鹿島が、新庄姉弟が、それぞれ選んだ答えとは!?
「決めた。 私は絶対フレイムヘイズになる」 アラストール、ヴィルヘルミナ、謎の白骨。 彼らは外界と隔離された宮殿に、一人の少女とともに暮らしていた。 その未熟な少女はまだ名前を持っていなかったが、いずれフレイムヘイズ“炎髪灼眼の討ち手”となるべき者だった。 そして、その時はすぐそこまで来ていた。 “紅世の徒”の襲来が引き金となり、史上最悪のミステス“天目一個”まで呼び込んだ戦場を舞台にして、少女は運命の“契約”を迎える。 高橋弥七郎が放つ、渾身の学園ストーリー第5巻! 巻末に、絵師・いとうのいぢによるあとがきイラスト&ラフスケッチ集も収録!