2003年8月発売
「悠二、おまえはわたしの…何?」特殊な封絶『揺りかごの園』から現れたソラトとティリエル。彼らは、シャナが持つ“贄殿紗那”を狙って来た“紅世の徒”だった。シャナは、その敵を返り討たんと、妖しく輝く山吹色の空へと飛翔した。そしてそれは、吉田一美との決着を付けるためでもあった。彼女は叫ぶ。「すぐに聞かせてやる!わたしの気持ちを!」奇才・高橋弥七郎が描く、激動の第4巻!!
あなたは“とりかえしのつかないこと”というのがどういうものだか知っているかしら。私はザ・ミンサー。私と、懐かしい友だちのピート・ビートは“それ”と出逢ってしまった。その絶体絶命の危機に、ビートは、そして私はどんな選択をすれば良かったのかしらー天涯孤独になり、統和機構からも狙われる身となった合成人間ビートは強敵バーゲン・ワーゲンとの激闘の中、過去の断片を思い出す。かつて彼が経験した別離、そしてそこで彼が出逢った黒帽子が見せたものは、はたしてー現在と過去、ふたつの事象が交錯する過酷な試練の第二章は、霧の中に血の匂いが幽かに漂い、消えゆく追憶と爆炎の死闘がすれ違うー。
伊里野と一緒に逃げ出した浅羽。二人の前にはかすかな幸せとその幸せを圧倒する様々な困難が待ち受けていた。次第に破壊されていく伊里野を連れ、疲弊した浅羽が最後にたどり着いた場所は…!逃避行の顛末を描いた『夏休みふたたび前・後編』と『最後の道』。榎本によって明かされる様々な謎。伊里野は浅羽の目の前から姿を消し、そしてその代償のように平穏な日々が戻ってきた…かに見えた。だが…!感動の最終話『南の島』。以上、「電撃hp」に大好評掲載された四編に文庫書き下ろしのエピローグを加えて、ついに伊里野と浅羽の夏が終わる。ボーイ・ミーツ・ガールストーリー、完結。
小鳥遊恕宇のもとに受験勉強をしに訪れた真嶋綾。二人きりの部屋の中でなにやら微妙な雰囲気が醸成され始め…一方、朝比奈菜々那は一人ケーキの箱を持って彷徨い、そこで出会ったのは…一方、『烏羽』を携えてジィ・ニーは捻式居合の師匠のもとを訪ねふんどしについて語り合い…一方、舞原イハナは悪魔のミカタの全てを解き明かすため、危険を承知で対策班のリーダーにして仮説『キングダム』を提唱した男ー『ザ・ワン』を呼び出したのだが…!人気シリーズもついに第10巻。
突然、雨の路上に立っている自分に気づいた神田健一郎。傘も持っておらず、なぜか右手には血まみれの果物ナイフ。なにかよからぬことが起こったことは想像できるのだが、そのなにかがまるで思い出せない。とにかくやばいという焦りのままに、自分の家まで逃げ帰った神田を待っていたのは、なんともう一人の自分だった!いったいなにが自分(たち)に起こったのか?そして自分とはなんてむかつく奴なのか!?神田Aと神田Bは、変なコトに興味を持つ星名サナエの力を借りてなんとか謎を解こうとするのだが…。
事件の発端はリコーダー舐め!意志とは無関係に体が勝手に!?『肉人形恥辱の体育倉庫』。お願い、見ないで…。傾きかけた料亭の少女を救うべく男・菜間が立ち上がる。人情話『ふんどし汁繁盛記』。真央が人質に!?律子を狙う殺し屋見参!因縁と血と硝煙の本格ハードボイルド・アクションもどき!『誇りの代償』。飯綱の葉子は主人の命で人喰い霊狐を追う。その裏には悲しい恋の物語があった…。『五十年恋歌念仏〜お梅狂乱』。個性溢れる人気キャラに各々スポットをあてた読切短編四篇を収録。大好評シリーズ第9弾はいろんな意味ですごい。
“砂の海を渡る船”を降りたキーリと「不死人」ハーヴェイそしてラジオの憑依霊・兵長は、炭鉱の街に住むことに…。キーリは初めてのアルバイト生活を楽しんでいたが、ハーヴェイはほとんどの時間をアパートの部屋で過ごしていた。ある朝、アルバイトに出かけるキーリを狙うかのように、上の階からフォークが落ちてきた。なんとか防いだハーヴェイは、フォークを落とした張本人の部屋に向かう。しかし、そこは空き部屋になっていてー!?第9回電撃ゲーム小説大賞大賞受賞作、第3弾。
第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。舞台は1931年アメリカ。大陸横断特急「フライング・プッシーフット」。“不良集団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。“革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還するため、列車に乗り込んだ。“ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。“泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜をー。
「悠二、おまえはわたしの…何?」特殊な封絶『揺りかごの園』から現れたソラトとティリエル。彼らは、シャナが持つ“贄殿紗那”を狙って来た“紅世の徒”だった。シャナは、その敵を返り討たんと、妖しく輝く山吹色の空へと飛翔した。そしてそれは、吉田一美との決着を付けるためでもあった。彼女は叫ぶ。「すぐに聞かせてやる!わたしの気持ちを!」奇才・高橋弥七郎が描く、激動の第4巻。
世界中を襲った熱病「三日熱」の猛威から4年後ー。生き残った者たちによるコミュニティが各地に生まれ、社会には少しずつ秩序が戻りつつあった。そうしたコミュニティの一つ前橋キャンプのメンバー・和彦には夢があった。鉄道マンを目指していたあの頃のように、再び鉄道を走らせたいという願い。それは再び世界に平和が戻った証しになるはず!夢を実現するためにエンジニアの楠本ショウや仲間達が集結する。だが、実現にはいくつもの大きな障害が立ち塞がっていてー!?「向こうの世界」のその後を描く『時空のクロス・ロード』感動の最終譚。
生を全うして、魂の学び舎『学園天国』に入学した大関克美。ここの生徒たちは、学園での三年間の成績によって、転生先が決まり卒業していく。学園で克美が出会ったのは、何年も留年し続ける名物三年生の真鶴千代乃だった。千代乃は克美に向かって、「もう、私を一人にしないで…」と涙を流した。生前の記憶がない克美は、千代乃の言動に戸惑いながらも、過去を思い出そうとするがー。『マジキュー・プレミアム』連載の『学園天国』待望のノベライズ。
一人“ウォッチャーズ・ネスト”を去ったスサーナ。残されたみさき、ルクサンドラ。キリら三人の候補生は、全員が晴れて特殊部隊“セラフィム”所属のパイロットとして任官した。激しい訓練の中、みさきが入院したことをキリから聞いたルクサンドラとなぜかライアー少佐は慌ててみさきの病室を訪れる…。そして発令された、量子コア内部に潜む“ネクロマンサー”殱滅作戦が成功したとき、新たな惑星が出現した。…それは一九三六年の“地球”だったのだ。かの地でみさきが出会った五十鈴という不思議な少女。なぜ“地球”が出現したのか!?人気上昇中のSFアニメーションシリーズ、旭日昇天の第二弾。
海路、アラスカへと向かうアークエンジェル。そしてそれを追うアスラン、イザーク、ディアッカ、ニコル──刻一刻と対決の迫るキラとアスランの眼前で悲劇が新たな悲劇を呼び、ついに二人の友情にも決定的な亀裂が!