2004年1月10日発売
双頭の魔術師・金目銀目の故郷バハルム。今、デュアンはオルバ、アニエスと別れ、チェックと一緒に偉大なる魔法使いサヴァランの家に居候している。竜騎士の国を救う冒険で金目銀目と再会したことにより、それぞれの道を歩むことになった三人。そう、デュアンは尊敬するクレイ・ジュダと同じ“魔法戦士”になるため、バハルムに来ているのだった。しかし魔法の修行どころではない大事件が発覚。デュアンはサヴァランたちと共に金の森へと赴くことになったが…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンが、大きな転機を迎える新しい冒険、いよいよスタート。
伝承の『座敷童』が“引っ越す”事があるのは知られているが、実にこれに関しても陰惨な伝承との関わりが考えられている。ある家に座敷童が入った時、多くはこのような話が語られる。『ある家に子供が入ったが、出てくる姿を誰も見なかった。その後、その家は急に富み栄えるようになった』、と。「ここに闇あれ」深夜、魔女・十叶詠子と、彼女の使徒たちが動き出した。未だ語られざる“なにか”に向けて。一方、木村圭子のもとに現われた童子様の正体が明らかになり…!超人気現代ファンタジー第10弾。
そう遠くない未来の物語。人類は、宇宙から飛来した電子知性体“獣”と、地上の覇権をかけて争っていた。すべての機械を汚染する“獣”に対抗できるのは、精霊を動力として駆動する超兵器エレメンタル・エンジンだけ。漂藤流哉は、そのエレメンタル・エンジンを与えられた士官候補生の超エリートー“道士”だった。自己中でワガママだが顔と実力は一流。そんな流哉に、未来国家“崑崙”のプッツン王女クラウがいきなり無理難題を押しつける。四百年前の過去に戻って、絶滅危惧種の“魔女”天王洲映希を保護しろというのだが…たくましく現代を生きる女子高生と、未来から来たエリート道士たちが繰り広げるノンストップ・アクション・コメディ、いきなり開幕。
今ではない時代、ここではない場所。そこでは、七つの都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。その中の一人、野心に満ちた大嘘つきの若者、テンとトエに担がれ、七宮カセンという都市国家を統べる姫となった少女カラスミ。名もなき市井の人であったはずの彼女が、姫としての道を歩み始めた時、世界が静かに動き始めた…。第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、待望の続編。
少女は届けます。人から人に、届けます。哀しい「気持ち」を。やさしい「想い」を。少しだけでもいい。前に向かって歩いていきますように。やわらかな想いで、世界が満ちますように。願いが、伝わりますように。そして、真っ白な雪のような姿の死神は舞うのです。人々の想いをのせてー。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語です。
シティ・ロンドンから、「世界樹」に関するデータを盗み出す事に成功した錬とフィア。だがフィアは、目の前で倒れてしまったファンメイを見捨てる事が出来ず、一緒に連れ帰ってしまった。最初は警戒していたファンメイも、フィアや錬、そしてエドと触れあううち、彼らの「青空を取り戻すために《世界樹》を発芽させる」という計画に共感し、協力を申し出る。だがエドは、三人には明かせない「世界樹」の秘密を知っていた。一方、ファンメイの行方を必死に捜すヘイズは、リチャードから恐ろしい事実を告げられる…。滅亡へ向かう近未来を舞台に、運命に抗う人々を描くシリーズ第4弾。
絶海の孤島で行われる防衛庁の秘密演習。そこには厳重に拘束された奇妙ないでたちの少女、由宇の姿があった。ADEMの視察が注視する中、演習は始まった。驚異の性能を発揮する無人多足型戦車レプトネーター。だが、その兵器が突如暴走を始める。外部との連絡を絶たれ、残されたのは拘束されたままの由宇と傷ついた人々。極限状況の中、由宇たちは生きるために足掻き始める。一方、伊達の秘書官・八代はこの状況を打開するために闘真を投入することを試みる。それは闘真の呪われた血を再び呼び覚ますことに他ならなかった。二人のさだめと邂逅、待望の第2弾。
街の不良のリーダーだったケリンがひょんなことから百人隊長に!だが、勇んでケリンが赴いた先は、辺境にくすぶる、それも荒くれ揃いで悪名高い部隊だった…。持ち前の腕っ節の強さとバイタリティで、ケリンは部隊の改革に大奮闘。彼の馬鹿が付く真っ直ぐさに、冷やかな隊員たちの視線もだんだんと変わっていく。だが順風満帆だった行く先に暗雲が立ち込める。人間の天敵ともいうべき猛獣が突如大量発生し、近隣の村人を襲い始めたのだ。そしてそれは大きな混乱の渦へと発展していくのだったー。鷹見一幸の銃と硝煙の戦記、登場。