2004年11月発売
室生家十八代次期当主、室生邦衛、二十一歳は世が世ならお殿さまと呼ばれる男である。特技は一瞬の恋。しかも相手選ばず、所構わず…。そんなマイウェイ男の幼馴染み・滝沢明人の悩みは、自分に対する邦衛の異常なまでの独占欲だ。友人が明人の肩に触れることも許さなければ、自分のデートにまで連れていくのだ!!俺っていったい何!?日々、邦衛に振りまわされる明人に明るい未来は訪れるのか?不条理ラブ登場。
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れた宙域にあるヘンリエッタ星団は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するために、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降服した政府に代わって就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海原へと乗り出してゆく。惑星シュウでの激闘に続く漂流の末、アマテラスは企業惑星インカにたどり着く。折しも新造戦闘艦が完成したばかりのインカで、ついに連合各国軍との合流を果たしたアマテラス。しかし、ここでも彼らの立場は微妙なものだった。そんな中、なんと王国軍の特殊部隊が民間施設のインカ宇宙港を急襲する…。
機械都市バベルの深層に隠された有機溶媒のプール。その水面を揺らしながら一人の少女が浸っていた。半ば狂気に犯された少女ー。だが、彼女こそが、かつて地球を荒廃に導いた“融合”の能力を持つ“稀存種”だった…。一方、ルナとシオンは作戦行動中、ロイドに捕らわれ、第3稀存種エンダの元に連れていかれる。そして、エンダから驚愕の真実を聞かされることに…。果たして、バベルは7人の“稀存種”を使い何を行おうとしていたのか!?バベルが秘す真の目的とは何か!?次巻完結に向けて、いよいよ物語はクライマックス。
第二王子レージクの起こした内乱を無事に鎮圧した第四王子フェリオと仲間達。敵国タートムの侵攻に備え、新政府の樹立を急ぐが、次の王を巡って第三王子ブラドーとフェリオの間に新たな問題が発生し…!?そんな中、ウィータ神殿の司教カシナートがフォルナム神殿の制圧に向け動き出す。司祭ウルクはフェリオのため、単身その動きを阻止しようとするが…。果たしてウルクの運命は?人気上昇中の異世界SFファンタジー第5弾。
未来王国『崑崙』から、エレメンタル・エンジンが強奪された。犯人は見習い精霊召喚士ヴィヴェカ・蕭。彼女の目的は、愛する流哉を追いかけて、現代の日本にやってくること。しかしヴィヴェカが手に入れた『EE・イントゥリーグ』は、あまりにも危険な能力ゆえに封印された魔剣だった…。一方、天王洲学園の周囲では、赤い髪の女性だけを狙う、謎の変質者が出現。犯人を捕らえるために流哉たちは囮捜査を敢行するのだが…!?未来からやってきたプッツン娘に、サムライ気取りの妄想野郎。おかげで性格きつめの女子高生はますますブチ切れ!?三雲岳斗が贈るノンストップ・アクション・コメディ第2弾。
ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。クリストファーはとてつもない変人だが、なぜか自然を敬っていた。『葡萄酒』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。刃物使いたちの死闘に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だー。
変人科学者として名をはせる祖父の監視を両親から命じられ、祖父宅を訪れた僕ーところが祖父の姿はなく、なぜかそこに住んでいた五人の美少女たちと一緒に暮らすことになり、しかもこの世界は他次元侵略体なるものに侵略を受けているとのことで…。そんなこんなで苦労している僕に向かって祖父宅を管理するエロ人工知能は、『この数日間、風呂も覗かなければ寝込みも襲わない、暗闇に連れ出そうともしなければセクハラの一つもしないとは、こんなことで今後どうやっていくつもりで?』と嘆く始末ー。いったい僕にどうしろと?谷川流が贈る新シリーズスタート。
ヒトクイー人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。柴崎倖一はそんなヒトクイの一人である。ある晩、ヒトクイが人間を捕食するところを偶然見てしまった倖一と人間の少女、瞳。二人は口封じのためかヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェント双葉は、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが…。人間の捕食事件、まったく接点のない倖一と瞳。このミッシングリンクが繋がる時、思いもかけぬ真実が明らかとなる!息つかせぬフルアクションで贈るダーク・ミステリーが登場。
福引懸賞の高級スキーリゾートに出掛けることになった拓人達。しかし、ホテルで待っていたのは従業員に扮した栄太郎とエーネ達!おまけに温泉は混浴だわ、巨大雪だるまに襲われるわでいきなり大混乱!?そんな中“学園”と敵対する秘密結社“連盟”の暗躍が鈴穂の封印された記憶を呼び覚ますー。早くもシリーズ中盤、これより物語は真実へと加速する!もう目が離せないハイブリッド学園ラブコメ待望の第5弾。
ガルカとヒュームを争わせる原因になっている“語り部”。だが、その傍にいたガルカ族の男が持っていたのは、まさにシリィの捜し求めていた剣だった。彼の正体は!?そして、時を同じくして、アンティカ族の大軍の移動をダグたちは目撃する。アンティカ軍の目標は、ラバオ?それとも…!?ファミ通文庫だけのオリジナルストーリーが楽しめる『ファイナルファンタジー11』ノベライズシリーズ、ダグの騎士の誇りを賭けた戦いがいよいよクライマックス。
「別れてちょうだい!」突如レイオット邸に響き渡る女の罵声!!生きることに絶望している男にも、ついに生臭い修羅場がやってきたか!?声の主は、ナレア・シモンズ。無資格魔法士レイオットの監督官であるネリンの妹だ。ナレアは、エリートである姉の側にレイオットのようなだらしない男がまとわりついていることが我慢ならないらしい。様々な手を使ってレイオットの正体を探ろうとするナレア。そして浮かび上がるレイオットの真の姿ー。本当のことは、いつだって目に見えないもの。レイオットの日常と非日常を描く、初めての短編集、登場です。
「-ねえ、歌が聞こえない?」ケリーもジャスミンもきょとんとなった。「感応頭脳にしか聞こえない歌?」そんなものがあるのかと思ったが、ダイアナはそのまま恒星クレイドに向かって猛然と加速を開始したのだ。ジャスミンは顔色を変えて叫んだ。「何とかしろ、海賊!」と言われても、五十年のつきあいのあるケリーもこんなダイアナを見るのは初めてだったのだ。「なんだかわたし歌いたい気分だわ」人間二人が自分の耳を疑う中、ダイアナは本当に調子っぱずれに歌い出した。「きゃはは!楽しいわねえ!」-ケリーもジャスミンも凍りついた。ケリーたちがこの辺境の星系に赴いたのはなぜか?ここに、何が隠されているのか?ダイアナの変調の訳は?期待の新シリーズーいよいよ開幕。
九頭竜大骨格と呼ばれる巨大竜の骨が“蓋”となり、異界生物を封じ込めている地下空間に、財宝を求め危険を顧みず潜り込む集団がいた。クランZOO。美しくも頼りないマリアローズを筆頭に今日も万全(?)の態勢でお宝GET!?…のハズだったのに!!分断の危機、思わぬ敵との遭遇と、幾度のピンチをへてメンバーが見たものは、戦慄の魔導女王が誘う“哀しき夢”だった!?優しき“侵入者”マリアと仲間たちの最高な物語、堂々開始。