2004年8月10日発売
ワタシハ王ヲサガシテイマスー高城学園高校一年生、袖木穂邑のもとに届いた差出人不明の奇妙な手紙。穂邑たち六人の生徒の名前を記したそれは、連続殺人の予告状だった。白昼の校内でまず最初の一人が殺され、穂邑の身にも危険が迫る。六人の生徒に共通しているのは、半年前、大火災によって消滅した進学塾の塾生だったということだった。先輩、長岡櫂とともに犯人の正体を探る穂邑だが、それを嘲笑うかのように、第二、第三の殺人が…。暴走の危険と引き替えに宿主に強大な力を与える、意思を持つ「呪力」-フォーミュラ。その能力を操る犯人から、穂邑は逃れることができるのか。
金の森で大事件発生!デュアンは魔法使いサヴァランとウィラックと共に、金の森へと急いだ。金の森に闇魔が出現し、『森の宝』を盗まれてしまったのだ。このままだと金の森のみならず、この世のすべても闇魔に乗っ取られてしまう!!ルルフェットの案内で森の奥に向かうデュアン一行。しかし、途中で頼みの綱のサヴァランが行方不明に!さらに強大な敵に挟み撃ちに遭ったりと様々な困難が一行の前に立ちふさがる。ついにはデュアン自身が底なし沼にひきこまれ…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンが最悪の危機を乗り越え、大きな転機を迎える冒険の完結編。
本が大好きなシュプルは、ある日、おじいちゃんの宝箱を見つける。そして、その中の宝物にまつわる話を、おじいちゃんに話して聞かせる。さて、今回のおはなしはーシュプルとムルカは、商船の船乗り。ある霧が濃い夜、船が海賊船に襲われる。しかもその船は、音に聞こえた大海賊“赤ひげ”の船で、シュプル達は半ば強制的に海賊の仲間になる事に(『共に掲げよ誇りのジョリー・ロジャー』)。他全5話を収録。丸山薫が描くキュートなイラストも満載!第10回小説大賞選考委員奨励賞受賞作の第2弾。
母なる地球の意思を受け、人間が存在するに値する生物かどうかを見極めるため、星獣と人間との間に三百年ごとに生まれ落ちるという『星の子』-。新進気鋭のイラストレーター春原麻由は、星獣“黒麒麟”の青年、国見遙に『伴侶』として選ばれ、『星の子』を産む宿命を背負ってしまった。『星の子』が生まれなければ、人類に未来はないー。滅びを願う星獣“蛟”の志摩に狙われた麻由の元に急ぐ遙の前に、もう一人の“麒麟”柊弥が立ち塞がる。
岩鉄巌男は今時ちょっと古風なバンカラ高校生。だが、最終人型決戦兵器・妹ロボットもえみちゃん一号のパイロットに任命された瞬間から、平凡な男道を歩んできた彼の人生は一変する!もえみちゃん一号の前に立ちはだかる宇宙からの侵略者C・スコニー!奴らの魔手から地球を救えるのは『もえみちゃん』しかない!行け!巌男!真の『妹力』を解放する時は今だ!!佐藤ケイが贈る幻のボツ原稿が完全版となってここに蘇る!巻末には『撲殺天使ドクロちゃん』のおかゆまさきによる解説付き。
こんにちは〜。超天然系なんていわれてる、元血桜忍者のかなでで〜す。たいへんなんです。とってもいい子だったはずのわに太朗様が、なぜか突然変わってしまって、マコトさんを抹殺するよう、血桜の皆様に命令したんです。おまけに五百年まえの元の時代に帰れるっていう、「時越えの光」が現れたり。アタシとしては、この時代に残るつもりなんですけど。アイスクリームもあるし。っていうか、こんな盛り上がりが、大団円って奴なんですよね!というわけでシリーズ最終巻。グッときちゃってください。
永久の花よ、来たれー。「-?」名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。しかし、そこに求める姿はありませんでした。そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。風に乗って、ふわりふわり遠くまで。名前を呼ばれた気がしたのです。少女を、よく知る声がー。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
鷹栖絢子さんと一緒に新しい年を迎えました、吉村護です。生徒会のみんなと一緒に初詣にも行き、今年も楽しい一年になるかと思いきや、三学期が始まると大事件が勃発です。な、なんと絢子さんと同レベルのビアトリス使い“プロイセンの魔王”がドイツからやって来て、絢子さんに、プ、プ、プ、プロポーズ〜!?僕なんてまだファースト・キスをしたばっかりなのに…。恋人であるはずの僕の立場はどうなってしまうんですかぁ!?いきなり出現した恋のライバルだけど、僕だって負けられません!緊迫の(?)激ピュアラブコメ第4弾。
アルセイフをタートムに売り渡そうとする第二王子レージク。その恐るべき野望を知った第四王子フェリオは、反旗を翻すべく同盟者と共に戦力を蓄えていた。そんな中、フェリオと共に行動していた司祭ウルクは、自ら仕えるウィータ神殿がレージクを支持する意向である事を知らされ…。今、王都を舞台にフェリオとレージクの直接対決が始まる。国の存亡を賭けた戦いの行方はー?話題の異世界SFファンタジー第4弾。
『古き八つ足』と呼ばれる土蜘蛛一族に追われ、白い衣を纏った仙人の少女ー刻視が絵馬の事務所にやってきた。絵馬は刻視の依頼を受け、早速彼女を「逃がす」ために土蜘蛛達の本拠地である島に向かう。だが、そこで絵馬達が見たものは、不可解な結界に覆われた大地と、龍の骸に囚われ続ける若き女長の姿だった…。島で跳梁する怪物。楽園を守ろうとする土蜘蛛達。未来を奪われた長。そして、大きな謎を秘めた結界…。強き者が仕掛けた壮大な賭けは、既に始まっていた…。第10回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞作、待望の続編。
真目家を根底から覆すという驚異の遺産“天国の門”。その力を求め、一つの地にすべての勢力が結集する。麻耶とADEM、そして由宇。その前に立ち塞がったのは、マジシャンの傀儡と化した闘真だった!マジシャンは去り際に予言を残す。三日以内に“天国の門”を渡さねば、この街に血の雨が降るだろう、と。なす術もなくマジシャンたちを見送るしかなかった由宇と麻耶は、互いの感情を乗り越え手を結ぶ。“天国の門”とは?遺産を取り出す方法とは?二人はぶつかり合いながらも真実へと迫っていく。そして運命の日ー最後に笑うのは果たして!?俄然ヒートアップの第4弾。