2010年6月15日発売
うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人…ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者…!?赦されない贅沢と、あなただけへの「想い」を知る第9弾。
ユーニ村で暮らす元気な少女・アデルは、大昔、月光城に住む吸血鬼と村で交わされていた「盟約」により、100年に1度の吸血鬼の花嫁に!そんなアデルを月光城で待っていたのは、最強の吸血鬼(でも超ヘタレ)・アハロンと潔癖症の従者・ダニエル。アデルが不本意のまま城へ来たことを告げると、2人はあっさり村へ帰してくれるという。めでたし、めでたし。-のはずだったのに、なぜか城から出られなくなってー!?編集部大絶賛!第12回えんため大賞奨励賞受賞作、ヴァンパイア・ラブコメが登場。
自称『修復士』のラファエリアは、“モノ”の声を聞き、刻を戻すことができる女の子。ミケ、ザロというワケあり少年助手らと共に、その力を役立たせるべく修行中!そんな彼女の元に、200年前から他国と国交を絶っているフローレツィア国のレオール王より、「小瓶の刻を戻してほしい」という依頼が舞い込んだ。だけど小瓶は口の悪いひねくれモノ!おまけに依頼主の王は人嫌いなうえに○○オタク!さらに修復士が王を殺すなんて噂も出回って…。
“善き獣”教団の信仰根強いペンドルムの街へやってきたセンリとテア。そこに待ち受けていた特殊暗殺部隊の面々と複雑な再会を果たすが、彼らのはからいにより、二人はようやく「共にいよう」と約束をする。ところが、ミュゼの義弟であるフィーノが突然部隊から離反!センリを罠にかけ、テアを連れ去った先は“最後の魔女”をつけ狙う魔術軍将軍・イージェンスの屋敷だった!!明らかになる企み、テアの影で蠢く“呪”…そして、引き離されたセンリとテアの運命は!?ついに感動のフィナーレ。
二人で朝餉を作りながら、不意の口づけにドキドキ…卵焼きのように甘い(?)下僕生活のなか、扶人への想いを自覚し始めた恵那。季節は、山も華やぐ秋。伊之助の勧めで正修祓師になるための実戦試験を受けることになった恵那は、浄化すべき荒御霊の術中に落ち、囚われの身となってしまう。その裏には扶人を病的に慕う邪神・悠灘の影があった。恋に狂った仇敵が突きつける取引に、扶人はー!?神と人間、結ばれざる運命を超えた究極の恋の結末がここに!愛と絆と信念が導く、感涙必至の完結巻。