2012年1月25日発売
イケメンぞろいの男子寮に女の子1人!?大大大人気逆ハー学園ラブコメ。“家政婦さん”パワーさく裂の第2巻。イケメン五人に囲まれた寮生活にようやく慣れてきたあやめ。そんな中はじまった体育祭!あやめは借り物競争で“大切な異性”というお題を出されー…頭に浮かんだのは俺様な金のライオン、仁くん。だけど仁くんの婚約者、超お嬢様の加奈子が現れて大ピンチ!?-。
清香と大河が寄りそう姿を目の当たりにして、別れる決意をした妃頼。自分を避ける妃頼の誤解を解こうと必死になる大河。彼の誠実な態度に妃頼のかたくなな心がほどけていく。甘々な日常がもどり、季節は夏。いつものメンバーで海に遊びに行ったが、モテモテの大河に妃頼はー。
いまどきありえない行き倒れの少女を拾った僕。それがソラという不思議な女の子との出会いだった。この子、初めて会うタイプだ。やけに偉そうな老成した喋り方をするし、とにかくよく食べる。しかも「恐ろしい組織に私は追われている」とまことしやかに言う始末。かわいいのに、残念な子だった。奔放なソラの行動はとどまらない。何にでも興味を示す彼女の標的となったのは噂の「死を予知する猫」。そう、これがあの恐ろしくも不思議な事件の始まりだったんだ。摩訶不思議なファンタジックストーリー。
時は文化文政期の江戸。幕末なんてどこ吹く風の太平楽な町の片隅に、駆け出しの浮世絵師がひとり。女性と見紛うばかりの美貌に、優れた才を持つ。名は石蕗蓮十という。蓮十の筆にはふしぎな力が宿っている。描くものに命が吹き込まれるのだ。でも、それは内緒。蓮十の周りはいつも賑やかだ。蓮十の世話を焼きたがる地本問屋のお嬢さん小夜に、悪友の歌川国芳。彼らとともに蓮十は、今日もふしぎな筆の力で町で起こる事件を解決することになり?江戸の情緒あふれるふしぎな浮世絵物語。
『携帯電波』-少女が台所で偶然見つけた携帯電話。耳を傾けた向こう側には、もう一人の自分がいて…。『未来を待った男』-この時代にタイムトラベラーを呼び寄せる。それが男の目標だった。『やり直したいことがある』のだという。そして、ついにその時が訪れる。『ベストオーダー』-四人の俺が、同じ場所に現れた。自分自身が複数いるこの状況を前に、俺達四人はしばし考えた後、全員で共謀し、『完全犯罪』を企てる。ほか、書き下ろし短編『時間のおとしもの』を含む、時間に囚われた人間たちの、淡く切ない短編集。
千年の時を経て、歴史に名を残す希代の文人、紫式部。中宮彰子に仕えつつ、『源氏物語』を書き綴る彼女の傍らには、とうの昔に亡くなったはずの“姉”がいた。愛娘の賢子にとり憑いたその姉に導かれ、紫式部が出会うのは、四人の歌人と四季を巡る四つの物語。伊勢大輔、和泉式部、中宮彰子、赤染衛門ー当代の歌詠み達の前に現れる物の怪は、時に恐ろしく、時に儚く…けれど人の心を映し、朧々としてそこに在る。