2012年7月14日発売
オズトゥルク帝国の後宮で、“お気に入り様”になるべく日々肌を磨いていたナクシュデルは、ついに皇帝から初のお召しを受ける。いよいよ寵姫の夢に近づいた!ところがその夜。皇帝を待つナクシュデルの前にいきなり武装した男が駆け込んできた。男曰く「革命だ。皇帝はすでに逃げた」-は?今なんて?しかも「あきらめて俺の家に来い」ってあんた何者!?どん底からはじまる革命ラブ。
『汝の力の神髄が知りたくば、昏星という城市に来よ』-幽鬼が見える“双界の瞳”の謎を餌にした張宝の誘いに、いつものごとくぐだぐだしながらも蒼刻と昏星に向かった“引きこもり公主”朧月。閉鎖的なその街に入りこむための蒼刻の秘策は「俺の嫁」との子宝祈願!またもや卒倒寸前なうえに、城市内はまったく幽鬼がいないところで…いつも以上に役立たずな予感!?シリーズ第5弾。
宝寿国の都市・寿都。妄想文学少女のあかりが“サイヨウ”と書かれた氷菓子の棒を引いた瞬間、怪しい二人組の男たちに連れ去られてしまった!彼らがいうには、最近できたばかりの屋敷に住む、雲越家のぼっちゃん・ソラの話し相手になってほしいとか。そんな彼は愛玩系のゆるふわ男子。-だけど、時折見せる表情がやけに艶っぽくて…アヤシイ!?あやかしたちの和風ラブロマンス登場。
典子が病院で目が覚めると、そこには彼女を心配そうに見守る青年医師・篠田誠志郎の姿があった。恥ずかしそうな笑顔を見せる誠志郎に、好感を持っていく典子。だが、彼の口から、衝撃の事実が伝えられる。事故に遭った典子は身体を失い、“脳”だけの小さな黒い箱になってしまったのだとー!?「普通の女の子じゃなくても、好きになってくれますか…?」二人の箱式恋愛ストーリー。
雨が降り続く春の帝都。二年生になった蒼司朗は『お庭番』として不審者を撃退したり、おかしな後輩・望威に追い掛け回されたりと、相変わらずの毎日だ。ところが、帝都の雨はなかなか降りやまない。疑念を感じた小此木神官長は帝都城下を調査させ、これは人為的な降雨ではないかと疑いを持つ。こんなことができるのは、“彼”しかいないー!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十二弾。