ラノベむすび | 2014年12月25日発売

太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。 　違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。 　本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。 　過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か？

クローバーの国の地殻変動、通称「引っ越し」によってダイヤの国へと飛ばされてしまったアリス。孤独と不安のなか出会ったジェリコは、墓守頭、美術館長、マフィアのボスという三つの顔を持つ頼れる男。ジェリコの包容力に癒やされ、しだいに惹かれていくアリス。だが「俺はすでに死んでいる」と言われ…！？明らかになる「役持ち」たちと「余所者」の真実。アリスはこの世界に安住することができるのか！？迷い続けた道の果てにたどり着いたのはー心癒やされる大人の恋！？

偶然、学校でも有名な、黒崎悠河先輩の“告白シーン”に居合わせたミヤビ。「あー、と。こいつが俺のカノジョ」突然、先輩の彼女にされてしまった！その場限りのことだと思ったのにー「俺たち付き合ってることにしとこうか」って。けど、そんな強引で甘い悠河先輩は、好きになってはイケない人でした。「俺と既成事実をつくろうか」甘くて、切なくて…胸キュンな、危ない恋。それでも、私の心を揺らす先輩の、この言葉ー「俺がおまえを守ってやるよ」