2014年9月29日発売
鈴菜の策略により俺が死んだと思い込んだ夏野は、マンションに篭もって原稿を書いているという。『大罪シリーズ』最終巻、『色欲』。その一冊が読みたくて犬として生き返った俺、春海和人は、それを読むと未練を失い、死んでしまうのか。読者を殺すその本を、夏野はー秋山忍は、書くのだろうか。編集者・柊鈴菜の企みを乗り越えて、読者と作者が辿り着く答えとは…!?全国の活字中毒者に贈るミステリ風不条理コメディ、衝撃のクライマックス!!ミニ画集付き。
奇跡的に得た精霊の力で太一は北の森で襲ってきた強敵を退けた。レミーアの教えを受け、太一はついにユニークマジシャンとしての力を知ることとなった。街に戻った太一は、かつて襲撃を受けて逆に捕縛した暗殺者と共にアズパイアの内部を調査する。やがて、街中にとんでもない化け物がいるという情報を得る。一方、街のインフレなどを解決しようと動いていた凛とミューラは、何者かにつけられ、街中での戦闘の結果、ミューラを連れ去られてしまう。街の内部の脅威を取り払おうとする太一。連れ去られたミューラを奪還せんと動く。太一、凛、ミューラの三人は、この危機を乗り切れるのか!?
マリウスやアステリアの奮闘もむなしく、魔王デカラビアは復活してしまった。復活したデカラビアは王城や城塞都市を襲撃する。長年封印されていた影響で弱体化しているとはいえ、魔王に不意をつかれてしまってはどうしようもなかった。一刻も早く魔王を止めたいアステリアだったが、国がよくならなければ意味がないとエルムに止められる。狡猾で冷徹な夢魔は、魔王の脅威すらも利用しようというのだ。国の為にアステリアは苦渋の決断を迫られる。彼女たちの懊悩をよそに魔王はさらに攻勢を強めて、かつての力を取り戻す。正規軍が魔王討伐の為に動くが、完全復活を果たした魔王デカラビアは圧倒的な強さで蹴散らしてしまう。