2015年9月発売
シュヴァルツェスマーケン 隻影のベルンハルト1シュヴァルツェスマーケン 隻影のベルンハルト1
遺言ーーそう、これは俺の遺言だ。ドイツ民主共和国・国家人民軍将校、ユルゲン・ベルンハルトが遺す最期の言葉だーー。『シュヴァルツェスマーケン』本編となる一九八三年から遡ること11年。まだ世界がBETAの危機に晒されていない一九七二年のベルリンを舞台に、今まで語られることのなかった、アイリスの兄、ユルゲンについて、そして物語の中核を担うアイリスディーナとベアトリクス、刻々と変わる世界で二人を搦める運命の幕がいま開かれる!
グラウスタンディア皇国物語(0)グラウスタンディア皇国物語(0)
優しい両親と可愛い妹と共に、山で慎ましく暮らしていた七歳の少年。彼の人生は、山の神への生贄に選ばれたことで一変した。たった十日ですべてを失った少年は、やがて皇国の軍師に拾われ、数多の戦場を駆け抜け、その才能を開花させていく。少年の名前はクロムーのちに皇国で最強の軍師と謳われる男である。英雄軍師の過去を描く本編前日譚!
金属バットの女金属バットの女
5月のクソ暑い日、駅のホームで世界一可愛い娘と出会った。翌日、起きると家族が殺されていた。親父、かーちゃん、兄貴、妹、じじぃ。そんで、そこには金属バットを持ったあの娘が立っていた。そいつは『試験官』っていう世界を滅ぼす化け物から人類を救う女って話だ。「今日から一緒にくらすことにしたから」そしてその娘は確かにそう言った。