2016年11月2日発売
とある事件により、一夜にしてファンタジー世界へと姿を変えた日本ーゴブリン、オーク、エルフに魔人…想像上の怪物達が我が物顔で跋扈する時代、人々もまた記憶を書き換えられ現代日本は過去のものとなっていたー割拠する有力政治勢力のひとつ、軍事国家・新宿市国。若き少尉、御神楽零は、謎の少女・火倶夜との出会いを経てとある力を手にする。それは“誉めて伸ばす能力”-生物無生物問わず万物に対し有効なこの力で、零は彼を公私に慕う姫鞠、千歳ら麾下の騎士や魔導師達(ほぼ女子)とともに、“元の日本を取り戻す”ための苛烈かつ孤独(でもときどきダダ甘)な戦いを開始するのだったー奇才竹井10日が挑む新境地ファンタジー戦記登場!!
天才サイクルロードレース選手の少年・狼堂迅人は、世界大会での優勝を目前にして、怪我により競技の道を断念することになった。失意の日々を送る迅人だが、縁あって高校の女子自転車競技部の監督を務めることになる。世界大会の女子部門“ツール・ド・ガールズ”優勝を目指す部長の小鳥遊あひるをはじめ、個性豊かなメンバーたちのひたむきな様子に、当初は気乗りしなかった迅人の姿勢も次第に変化していく。しかし、そんな彼女たちの前に、迅人と深い因縁のある世界トップクラスの選手、シュリック姉妹が現れ…?「あたしはーあたしの大好きを証明したい」第5回チャレンジカップ“優秀賞”受賞の青春自転車ストーリー!
普通の高校生・笹倉純は、ある春の嵐の日、フードを被った謎の少年に銃撃される。なんとか逃れた純が家に帰ると、そこには純のボディガード兼お目付け役と称する見知らぬ少女の姿があった。青海幽子と名乗ったその少女によれば、笹倉家は暗殺者の家系であり、純はその後継者として、暗殺者養成学園に通う必要があるらしい。「もし、殺される方がいいなら、今から私が優しく殺してあげる」-そんな幽子の言葉にやむをえず了解する純だが、翌日、昨日の少年が彼の前に再び現れる。そして、フードを取ったその少年は、純とまったく同じ顔をしていて…!?世界の理を覆し、因果律に抗い、残酷な運命を撃ち砕けー!学園バトルアクション開幕!
本が好きで、ライトノベルと出会って虜になって、自分もラノベ作家になりたいと思ってーそうして僕は高校卒業後に専門学校の作家養成コースに入学した。けれど、講師として僕の前に現れた、現役女子高生ラノベ作家として名を馳せている雨音天祢は言い切る。「専門学校に来ている時点で、おまえらには作家になる才能がない」肩を落とす僕だが、天祢によれば、彼女についていけば作家になれる可能性は確実に上がるらしい。その言葉を信じて僕は授業に励むが、はたして僕は本当に作家になることができるのだろうか…?あざの耕平・白鳥士郎・三浦勇雄など人気ラノベ作家も特別出演!大丈夫か、このラノベ業界ラノベ!?
かつてのグラン・エスト大陸では、人間と魔族との激しい戦いが続いていた。しかし四英雄と呼ばれる英雄たちの活躍により、百年以上の長きにわたる戦乱に終止符が打たれ、世界に平和が訪れた。世界が復興の兆しを見せていた頃、少年・クロウは職を転々としながら生活していた。その職数、なんと50。しかしある日、英雄マニアの少女・リゼリアと旧友・フィオナとの出会いをきっかけに、王家直属の英雄取締部隊で働くことになる。悪事を働く英雄を取り締まるーそれが英雄取締部隊!!悪に手を染め、堕ちていく英雄たち。その経緯、苦悩ー平和な世界に、英雄たちは何を求めるのか。
中学生で英雄としての資質に目覚めて十余年、今や九頭竜雪彦は数多の異世界を救った経験を持つベテランの召喚英雄となっていた。そんな雪彦が「お姫さまの家庭教師」として召喚された異世界で出会ったのはーこれまでずっと奴隷として生きて来た少女で!?「九頭竜様。わたしのご主人様になって頂けませんか…っ!」ひょんなことから“蒼の奴隷姫・シアン”の家庭教師兼ご主人様となってしまった雪彦だったが、二人の前には問題が山積み!雪彦はシアンが立派な姫になれるよう努力をするのだがーついつい彼女を甘やかしてしまう!?今や奴隷とは虐げるのではなく、愛でるもの!?奴隷と共に過ごす王宮家庭教師生活、開幕!
勇者の息子である日下勇真の家には、引きこもりの魔王がいる。その名はイスティ。一度勇者に滅ぼされながらも復活し、息子である勇真に復讐しようと現れるが、機嫌の良くなかった勇真に一瞬でボコられ、日下家に引きこもってしまったのだ。そんな魔王は、爆死ガチャ生放送や他の生主に喧嘩を売るなど、引きこもりのリア充として生き生きと活動していた!状況を苦々しく思っていた勇真だが、ある日魔王がとんでもないことを提案してきてー!?生放送は危険がいっぱい!!炎上上等コメディ、開幕!
ハルトを昼寝から目覚めさせたのは、炎のように怒る貴族の少女による平手打ちだった。その少女の名はエレオノラ・サラマンドラ・イグニシオン。王国を護る「御三家」の一員にして、焔狼を使役する幻獣使役士ーとなるはずだったが、契約に失敗し逃げられてしまったらしい。行方不明となっていたその焔狼が、なんとハルトと一緒にのんきに昼寝をしている姿に怒りが爆発したようだ。だが、動物になつかれる体質のハルトが偶然保護しただけだった焔狼は、全く彼女に従おうとしない。その結果、エレオノラはとんでもないことを言い出してー「じゃあ、あんたが代わりにわたしの下僕になりなさい!」一体どうなる!?痛快ファンタジー開幕!
おなじ「妖精が見える目」を持つカイとランスは、幻想的生命体が関係する事件を扱う組織、英国特別幻想取締報告局から招待され、ロンドンに滞在することに。カイの後輩で行方知れずの幽霊・美柴を捜して訪れたパーティで知ったのは、街のゴーストたちを襲う“死神”の噂。巻き込まれて危機に陥った二人を助けたのはー。深まる幻想世界にますます引き込まれる、シリーズ第3弾!
君枝には日常的に不思議なことが起こる。トルソーがしゃべる。大人の傘で宙に浮く。植物の家族と暮らす。高校の教室が海になってあふれだす…。誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう彼女を「不思議体質」と呼んだのは、幼なじみの陸。君枝を理解していたのは陸だけだった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気づくことができなくてー。恋と孤独と清冽な願いがアドレッセンスな心を揺さぶる感動作!
天才調香師レオナール・ヴェイユは、若くして世界的大ヒットとなる香水を開発した一流調香師。独特の感覚を持ち誰にも作れない斬新な香水を生み出してきた。世界的なヒットを飛ばしたあと依頼者のためだけの香りを生み出すプライベート調香師となった謎多き彼に、月見里瑞希は依頼状を出すことになった。絵画や薔薇にまつわる謎を解き明かしながら色を香りに変える手さばきが心地よい、華麗で優美な物語。