2017年10月30日発売
それは、明日起こるかもしれない、あなたの「if」の物語ー。「僕とキミの15センチ」をテーマに、総勢二〇名の作家が参加した珠玉のショートストーリー集。Web小説投稿サイト『カクヨム』に掲載された作品に、『バカとテストと召喚獣』の井上堅二や『“文学少女”シリーズ』の野村美月、そして『東雲侑子シリーズ』の森橋ビンゴによる「あの作品×僕とキミの15センチ」のスペシャル書き下ろしショートストーリーを加えた全二〇篇収録!
オルキスを追って“ルーマシー群島”を訪れたグラン達は、帝国兵を引き連れたフリーシアに囲まれてしまう!!魔晶の力で星晶獣“リヴァイアサン”“ミスラ”を召喚した彼女に捕まりそうになったグラン達だったが、どうにか切り抜ける。危機を脱し、安堵するのも束の間、ルリアが森の奥に強い力を感じると言う。果たして島の最深部に向かった彼らを待つものはー。大人気王道ファンタジーゲーム『グランブルーファンタジー』、第九巻もシリアルコード付き!!
“ステータス”-それは神が与えし才能を示す唯一の指標である。この世界ではそれが人生のあらゆる場面で重視され、一生つきまとう。騎士団に入ることを夢見る青年ライは、認識できないステータスを持つことでまともな職にも就けず、万年Eクラスの冒険者に甘んじていた。しかし、その剣筋は並の冒険者には視認できないほど疾く、高レベルの魔物をも瞬殺する実力を持っていてー。定められた運命に抗う、落ちこぼれ冒険者の英雄ファンタジー、開幕!
ブロッサムヒル北東部の港湾都市ヨーテホルク。この街でアプリコットとヤクノヒナホシの二人はボートレースに心血を注いでいた。異常気象の影響で採れすぎたキノコを使い、『万能薬』の完成に一歩近づいたアプリコットはレースの優勝賞品である『大海の輝石』を使えば、薬が完成するのではーと、ヤクノヒナホシと共にレース優勝を目指しているのだ。彼女たちの激闘の行方やいかに!?キノコとレースを愛する花騎士ヤクノヒナホシのシリアルコード付き!
次なる世界樹の種を求めてホド大陸にいる勇者ザッハークを訪ねたキョウ達だったが、面会もそこそこに牢屋に入れられてしまった。ザッハークは何故か全ての魔物を駆逐しようとしているという。しかし。そんな彼らを助けてくれたのは赤い髪の少女ルビィとイースの兄アンスール! レジスタンスのリーダーだというアンスールは、勇者を倒すため、キョウに魔物を栽培して欲しいと頼むのだがーー。世界を揺るがす波乱の異世界栽培ファンタジー怒濤の第3弾!
四ヶ月ぶりに帰省したり、桜井さんの提案で佐伯さんと一緒にプールに行ったりと、僕こと弓月恭嗣と彼女の同居生活は夏休みも順調と言えた。そして、九月。二学期に入った水の森高校では、一ヶ月後に開催される学園祭の準備がさっそくはじまりだした。一年も折り返し地点。大きなイベントを控え、何かが起こりそうな気配がー。常に冷静な弓月くんと、とびきりの美少女なのにちょっとHな佐伯さんが繰り広げる同棲&学園ラブ・コメディ、第三幕。
ルオン達はジイルダイン王国の戦いを勝利で終えた。これで魔王軍幹部である五大魔族のうち三体を撃破し、神霊である水王アズアの協力を得ることもできた。『エルダーズ・ソード』のゲームシナリオとの歪みは生じているが、魔王の暴険を止めるための準備が整い始めた。そうした中、神霊ー不死鳥フェウスから依頼が舞い込んだ。内容は自身の眷属が保有していたアーティファクトが人間に奪われ、それを取り返すが破壊してほしいというもの。奪った人物はナテリーア王国の第二王子ゼクエス。彼はルオンの仲間であるソフィアとリーゼの友人であり、またジイルダイン王国の騒動における関係者だった。
ニュービストでの騒動を終わらせたシュリたちガングレイブ傭兵団は、来たる冬へ向け、別の町で春まで過ごすことにした。到着した町で休息を取る傭兵団の元に、地元領主が訪れて戦の依頼をする。ガングレイブは気乗りしなかったものの、戦の規模と報奨金の額を提示され、冬越えに支障はないと依頼を受けた。しかし、これが後に大きな後悔となる。条件になかった領主の息子の指揮、提案の無視、罵倒、デタラメな戦略で戦況は悪化し、ついには敵の得意な山中へおびき寄せられる。相手の絶え間ない奇襲と強襲。しかも領主の息子が勝手に戦線を離脱。ガングレイブ傭兵団は戦場に取り残されてしまうのだった。
異世界の穏やかな午後。踏鞴家給地での日々を重ねる康太を訪ね、懐かしい客がやって来た。超先進国へカトンケイルの貿易商人ミリシア・ネイデル、超鞴家給地にやって来て数十分の康太にクレーム対応を迫った女性である。彼女に連れられて来たのは、『ピーダーとネイデル、クエリアの会社』の代表人を名乗る少女、ピスフィ・ピーダー嬢だった。商売のためこの地にやって来たのだと語るピスフィとミリシアは、榛美の家に転がり込んだ。ややこしいことになりそうだと予感する康太だが、案の定、ピスフィはたちまち踏鞴家給地のひとびとに疎んじられてしまうのだった。
アルベルタは冒険者としての仕事をしながらハーフエルフの少女・サティエラの母親の手掛かりを探していた。そんな中、レーベンの街は不穏な空気に包まれていた。街の経済の低迷、不良冒険者の怪しい動き。そしてアルベルタを狙う不良冒険者達。アルベルタは持ち前の規格外の力で、悪の手から逃れる。だが、その力の強大さを危懼する者達により、アルベルタの父親の真実を聞かされることになるのだった。父親の本当の姿とは?そして、サティエラの母親の行方は?
ユキの群れ探しが一旦解決した春澄達はメランジュ王国へと戻って来ていた。やがて、春澄達はバルジからの依頼を受ける事に。バルジの古い友人が治める地に沼があり、そこに正体不明の魔物が居るというのだ。何人もの人間が犠牲になっており、手に負える者が居ないため、魔物を倒すよう頼まれたのだった。その沼がある辺境へと向かった春澄達は、領主の館で以前出会ったサティウスとフィルス兄弟に偶然再会する。どうやら今回の依頼は兄、サティウスの方にも少なからず因縁のある依頼内容だったようだ。春澄達は依頼を達成するため、サティウスはトラウマを克服するため、共に沼へと出発する事になったのだが…。
テルミア空軍所属の結城文洋は、三都同盟との交戦中に、戦場には不釣合いな少女と邂逅する。その場は撤退し、日を改めて再び三都同盟と相見えたとき、伝説の青竜フルメンの裁きにより戦場は崩壊。戦争は星誕祭が終わるまで一時休戦となる。近くの領地に堕ちた文洋が自宅に戻ると、待っていたのは戦場で出会った少女レオナだった。飛行船から投げ出されたところを、アパートメントの大家ローラが保護したのだという。レオナは実家を取り潰さんとする貴族の策略で戦場に駆り出されていた。実家に残された弟を救出したいと願うレオナに、文洋とローラは協力することに決めるのだがー。