2017年7月31日発売
手違いで異世界に召喚された現代の噺家、楽々亭一福。場所が変わり、世界が変わっても彼のやる事は変わらない。高座に上がり、異世界落語を披露する日々。そんな中、世界に様々な変化が起こり始める。その状況を察知して、いよいよ落語の調査に乗り出したサイトピア宮廷、大臣秘書官のミヤビ。城下町に潜伏し、陰で暗躍する魔族の間者、マドカイヤ。更に、政略結婚から逃れてきたエルフの姫君、アナスタシア。人種や立場の違う様々な者達の思惑が交錯しー物語は動き始める。
レベル2400兆に到達したウルクナル。仲間達と共にガダルニアの首都へ向かう。そこで彼らは賢者メルカルと会談し、様々な世界の真実を知る。会談を終えた一行のもとに、トートス王国から緊急事態の連絡が入る。奇怪な生物が浮遊し、無数の小型生物を体内から放出していたのだ。それらは「宇宙植物」と呼称される外宇宙の存在であり、人類の敵であった。宇宙植物は惑星アルカディア全土に降下し、破壊の限りを尽くす。都市が消え、国が滅び、数多くの命が突風に煽られた桜花のように散っていく。壮絶な防衛戦の末に、人類は滅亡の瀬戸際に立たされる。彼らの選択した道とは一体!?
村人の少年フォンシエは、勇者の少女フィーリティアとともに、束の間の平穏な生活を送っていた。フォンシエが活動を再開すべく魔物の駆除に出かけると奇妙な魔物に遭遇する。死んだはずの魔物が動いているのだ。謎は深まるばかり。そんな折、フィーリティアがかつて住んでいた都市アルマトの復興を行おうと考えていたことを打ち明ける。そこはフォンシエにとっても故郷であり、彼もいつかは同じ行動をしようと思っていたところだ。幼い頃、同じようにアルマトで襲撃にあったアートスたちも平和な都市の未来を思い描きながら、戦いに参加することを決める。だが、そこでも死した魔物が動くという異常事態に遭遇するのだったー。