2018年12月22日発売
一之瀬圭美、夢にまでみたキャンパスライフ!だけど、寮費七千円の万葉寮には、二匹の猫が住んでいて、しかもやつらは“猫又”で!?喧嘩っ早いキジトラのキジ。超絶腹黒ハチワレ猫のハチ。たまたま正体を見てしまった圭美は、懐かれ…というか脅されて、彼らの世話を焼くことになってしまいー。猫嫌いな圭美の新生活はどうなってしまうの!?大学女子寮を舞台におくる二匹の猫又と一人の猫嫌いのゆるやか大学青春物語。
美波高校の演劇部、舞原吐季と琴弾麗羅のもとに、映画出演の打診が舞い込む。依頼者は映画研究部を退部し、同好会を立ち上げた笹森瑛斗と長井涼介。二人は「高校生映画コンクール」で受賞することで、かつての部員たちを見返そうと躍起になっていた。 頼まれてもいないのに協力を申し出た千桜緑葉の命令で、嫌々ながら参加することになった吐季だったが、映画制作は一筋縄ではいかず……。 『残酷』な運命に『告別』した高貴な子どもたちが織りなす『初恋』の物語。
「俺以外に誰がいる?」傲岸不遜にして毒舌。けれど一度法廷に立てば、負け知らずの“法廷の王様”霧島に舞い込んだのは、ストーカー殺人で起訴された青年の弁護だった。とある事情から固辞する霧島だが、見かねた上司の計らいで渋々ながら元気が取り柄の新人女性弁護士・雨宮とともに弁護を引き受けることに。青年の自白と“完璧”な状況証拠によって有罪確実な事件を逆転すべく、霧島が暴いた真実とはー!?軽妙かつ爽快。法廷小説のニューヒーロー登場。痛快リーガルドラマ!!
遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。手元にあるのは、予定が遅れているのに全く書き進められていない真っ白な原稿用紙。作家人生のピンチ!?と思いきや、彼は妖怪にまつわる相談があると言う。 いつものように座敷童子を始めとした妖怪達と協力して解決を図る司貴だったが、迷家荘の中で殺人事件が起こってしまいーー。
彼ほど個性的な人間にお目にかかったことはない。同居人の凛堂である。人目を惹く美貌ながら、生活破綻者。極めつけはその仕事で、難事件解決専門の探偵だと嘯くのだ。僕は駆け出しの推理作家だが、まさか本物の探偵に出会うとは。行動は自由奔放。奇妙な言動には唖然とさせられる。だがその驚愕の推理ときたら、とびきり最高なのだ。「事実は小説より奇なり」を地でいく話。僕の書く探偵物語。
横浜本牧の片隅に佇む弦楽器修理工房『響』。この店のオーナー響子さんは、美しいが人間嫌いの風変わりな女主人だ。元天才ヴァイオリニスト、人並み外れた聴覚を持つ彼女の事を知る人は皆こう呼ぶー絶対音感探偵、と。あらゆる音を聴き分ける力とホームズばりの推理力で、なぜか楽器修理と共に持ち込まれた事件を解決する名探偵。そんな響子さんの下宿人兼助手の僕もまた、彼女の「耳」に救われた一人だった…。音×謎解き。新しい名探偵が贈る芸術ミステリー登場!
かつて八百八狸を統べながら、現在は四国・久万山に封じられた大妖怪・隠神千狸。たった独りで三百年を生きる彼はある時、あやかしが見える体質のせいで気味悪がられ、孤独に暮らす少女・三春と出会う。 山から出られぬ自分にとって、丁度良い暇つぶしだ。 そんな軽い気持ちで三春をかまい始めた千狸だが、過ぎ往く四季を幾度も巡り、共に笑い共に遊び、時には喧嘩して振り回されるうちに、いつしか“隣に誰かがいてくれる”日々が当たり前のものになっていきーー。 これは孤独を厭わぬ妖怪狸と孤独を嫌う少女、二人の孤独が雪解けていく物語。
かつて世界を滅亡の瀬戸際へ追いやった邪龍・ニーズヘッグが復活をとげた。蛇の亜人を率いるニーズヘッグのため異世界のあちこちで災害が発生、キエルたちエルフ族も故郷を追われてしまう。キエルの話によると、ニーズヘッグは生命の源泉である世界樹の力を奪おうとしているのだという。エルフの秘術すら通用しないニーズヘッグを止められるのはマサキしかいない!
コミカライズも大人気のアクションファンタジー、新展開! 迷宮都市にて、新たな冒険に挑め! 波乱万丈の旅の末、シュウヤたちは、ついに迷宮都市ペルネーテに到着する。街のギルドで出会った女冒険者・レベッカとパーティを組み、早速迷宮内での依頼に挑むシュウヤ。さらにこの街に根差す闇ギルド「月の残骸」と奇妙な因縁も生まれ……? 教皇庁所属のミラとの再会、神秘的な占い師・カザネとの交流をも経て、シュウヤとロロの冒険が、新たなる運命に導かれていく最新巻!
裏世界へも伸びてきた変異種の魔の手。世界の国々とさらに絆を深めるため、二つの世界を奔走する冬夜たちの前に現れたのはイグレットの太陽王、イーシェンの帝、娼館の妖しい女主人、青の『王冠』を有する変わり者の王子。どれもこれも一筋縄ではいかない者ばかりで…。大人気異世界ほのぼのファンタジー第15巻!
おっさんルーキー強い、圧倒的に強い!! 『冒険者になるのはできるだけ若いうちがいい』そんなことは常識だ。冒険者の強さの基礎である「魔力」は若いうちに鍛えなければ、ほとんど伸びないからである。しかしその男、なんと30歳を過ぎてから冒険者を目指したリック・グラディアートルは、新米ながらも最高位であるSランク並みの戦闘力を有していた。 「ははは、その歳から冒険者とか(笑)」 「よっこいしょ」 メキメキメキィ!!! ←(最高位魔法が素手でねじ切られる音) 実はリックは、大陸最強の冒険者が集う伝説のパーティ「オリハルコン・フィスト」のメンバーによって想像を絶する日常を過ごしてきたのだ。 ドラゴンからヴァンパイアまで、文字通り「モンスター」級の師匠たちに鍛え上げられた戦闘力で、リックはなめてかかってくるエリート冒険者を次々にねじ伏せていく。
日本へようこそ魔導竜さん! 子育てに疲れたウリドラの息抜きのため、日本に招待することにした一廣とマリー。二人をもてなすために一廣が連れていったのは、温泉旅行! そこで仲を深めた彼らは夢の世界でも一緒に冒険することを約束するが、さっそく彼らには新たな迷宮の調査隊への参加が打診されておりーー。エルフの次は、日本へようこそ魔導竜さん!