2018年5月8日発売
どんな遺体も、まるで生きているかのように復元できる天才遺体修復人『M』。彼はこの世ならざる光を見、死者の言葉を聞き取るという。が、ある理由で資格を剥奪された。それでも依頼は途切れることはないー。専門学校の葬儀科で学ぶ葉山ケイトは、事故死した父がMの施術を受けたことがきっかけで彼を探し始める。百合の花を目印に出会ったふたりを待つ運命は…。この生の先にあるものは何なのかー読めば必ず涙する!切なくも美しい感動作。
ウィッツバリーで対ファンタズニックの仕事について学び始めたカイ。ある雨の晩、ランスの身に異変が起こり、ロンドンからエドが駆けつける。ランスの抱えていた秘密とは?森の泉にシンシアが現れなかった理由とは?魔女の視た未来とは?それぞれの思惑が飛び交う中、一行は妖精の国へと向かうため、ハロウィンの夜に集結する。危険に満ちた行程で、「奪還」という目的は果たして達されるのか。緊張と興奮ののちに感動が訪れる、シリーズ最終巻!
震災で身よりを失い、親戚に引き取られて育った縁(ゆかり)は、不動産屋の店主に「マヨイガ」の住み込み管理人にならないかと誘われ、家を出る。しかし、「今は人の住んでいないシェアハウスのようなもの」と説明されたマヨイガは、とんでもない家だった。不思議な家で、「人」ではない同居人たちに囲まれてすごすうちに、縁は自分の過去に向き合い、ずっと抱えていた心の傷を癒やされていくー。優しいあやかしと青年の物語。
平凡な会社員だった加藤樹は、勤め先の倒産により、職と気力を失った。途方に暮れる彼のもとに現れたのは自称・神様という妙な男、ハク。彼は自分を、宗教団体“白き自由の教団”のご神体である白い玉に宿った存在だと告げる。やばい男に捕まったと思いながらも、人の良すぎる加藤はハクに持ちかけられるまま、“神様の誘拐犯”に仕立てあげられ、身代金三億円を要求することに…?超自由人の神様登場!ほっこり&スッキリ、スピード感溢れるエンタメ小説!