2019年11月6日発売
よろず占い処 陰陽屋百ものがたりよろず占い処 陰陽屋百ものがたり
安倍家は男子が育ちにくく、祥明の父も祖父も、その蔵書に目がくらんで婿入りした貧乏学者である。初めて叔母のいる国立の安倍家を訪れた山科春記も、妖怪学を研究する身から、書庫が羨ましくて仕方がない。そして、初めて会った叔母の息子、中学生の祥明少年が書庫で読みふけっていたのは、稀少な『諸国百物語』の原本で…。くせもの揃いの登場人物たちが次から次にあらわれる、今昔のお蔵出しエピソード満載!
執筆中につき後宮ではお静かに執筆中につき後宮ではお静かに
<内容紹介> 小説家を目指す娘・青楓(ただし才能は皆無)は、自分の部屋を持てて引きこもれる、という理由で後宮入りし、日々執筆にいそしんでいた。ある夜、原稿応募のために出歩いていると、謎の襲撃者たちに遭遇する。間一髪のところを助けてくれたのは、この国を統べる皇帝だった! 創作活動でムダに蓄えた知識を買われた青楓は、執筆の平穏を条件に、後宮で起きた不審死事件の真相を掴むべく、囮になることを命じられるがーー。 愛憎渦巻く後宮にて、変わり者妃が謎を解き明かす! <プロフィール> 田井ノエル(たい・のえる) 愛媛県在住。『道後温泉 湯築屋 暖簾のむこうは神様のお宿でした』で「第6回ネット小説大賞」を受賞しデビュー。主な作品に「道後温泉 湯築屋」シリーズのほか、『松山あやかし桜 坂の上のレストラン《東雲》』など。
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