2019年8月発売
営業補佐として働く桃子は、仕事に面白さを見いだせず、介護が必要な父と何かと反発する妹に家庭でも鬱屈した思いを抱えている。あるきっかけで制服を着た時に高校生に間違われ、それ以来時々、夜に制服を着て街を歩き回るのがひそかな息抜きだった。ある夜、高校生のグループと知り合った桃子は、その中にいた翠と仲良くなる。家族の中で孤独を感じていた翠もまた、ある秘密を抱えていた。青春の儚さとそれ故の煌めき描く感動作。
【学園祭】の次は「外界」での一大任務が!? 突如乱入してきたイリイスを退け、何とか【学園祭】の賑わいを守ったアルス。続く【学園祭】のさなか、今度はシングル魔法師・レティが、秘密裏に学院を訪れる。彼女がアルスに持ち込んできたのは、なんと、いわくつきの地「バナリス」の奪還任務だった。【学園祭】の余韻もそこそこに、ロキとともに早速現地へ向かうアルスだったが……? 「小説家になろう」でついに1億500万PV突破! 書籍オリジナルキャラ・リリシャが加わり、WEB版とは異なる「外界」での大展開が待ち受ける、シリーズ最新巻!
最弱の体質を規格外の才能で覆す!! 堂杜祐人は霊力も魔力も使えない落ちこぼれ異能者。だが実は、魔界へ赴き人知れず魔神を殺したーー“最強”の少年だった!! 高校進学の傍ら異能者の認定試験を受ける祐人は、劣等能力者として場違いだと見下されるはめに。そんな中、祐人はマリオンと瑞穂という天才美少女二人と仲良くなり、さらに試験で他を圧倒する力を見せつけ、本人の自覚なく注目を集めることにーー!! 美少女二人を襲う凶悪な敵を相手に、“最弱”にして魔神殺しの少年は無双する!! 劣等×最強の異能アクションが堂々開幕!!
かくして因果は収束しーー復讐の旅路は終局を迎える。 プロキシア帝国城にて、初代皇帝を名乗る男から仇敵ルシウスの行方に関する情報を入手したリオ。ルシウスとの決着の刻を間近に予感しながら、リオは進路をパラディア王国へと向ける。一方その頃、ロダニアの客船からクリスティーナとフローラーー二人の王女が誘拐されていた。彼女たちが強制転移させられた先とは、奇しくもパラディア王国の森の中。幾重にも仕組まれた罠に絡め取られた王女たちの前に現れるのは、救いの手か、それとも無慈悲な刃か……。
クールな言動のせいで彼女ができない俺は、3人の女子を助けた翌日、2通のラブレターを受け取る。差出人はお姫様研究部に所属する『無邪気な巨乳の先輩』『ギャル風の同級生』『儚げな黒髪の後輩』のうち2人。モテ期到来に大喜びの俺だったが差出人は分からず、しかも「私たちの王子様になりなさい!!」とお願いされてしまう。王子様としてハーレムライフを始めた俺だがーまずは「王子様のキスをされてみたい」だと!?お姫様になりたい純情乙女とクール系世話焼き少年が贈る、恋活ラブコメ!!
ITと魔術を融合させ、最強の魔術師となった高校生・京介。彼は日本と密かに国交を持つ異世界の商人から、貢ぎ物として奴隷の美少女・ノインを献上される。その立場から懸命にご奉仕したがるノインに対し、京介は彼女に奴隷ではなく、普通の女の子らしく過ごして欲しいと四苦八苦。そんな不器用な二人が、日本での生活を通して少しずつ、でも確かに、「お互いのことが大事」という気持ちを深めていくー。健気な奴隷娘と無愛想高校生の文明差ラブコメディ。
この物語は、美人のダダ甘お姉ちゃんズにおはようからおやすみまでくまなく甘やかされつつも、駄目人間にならずに世界が驚くすんごいゲームを作り出した天才ショタのお仕事小説なのである!-神より賜ったが如き芸術方面の才能をそれぞれ持つ二人のお姉ちゃん、美咲と咲良が南紀白浜で出会った天涯孤独の美少年、天河蓮。二人が成り行きとお節介からともに暮らすうちに蓮がとてつもない数学方面の才能を持つことに気付く。才能の発露故かいつのまにか同人で評判になっていた蓮お手製のゲームを、商業ゲームとして本気で世に出すことを決意した美咲と咲良に蓮…ダダ甘お姉さんと天才ショタ。苦難に塗れダダ甘にとろけるゲーム作りの日々が始まった!!
立入禁止の校舎の屋上を主な生息地としている捻じくれた高校生・因幡文は、飛び降り自殺をしようとしてやめた先輩の鈴鹿涼子を目撃する。死の間際にあっても何の色も映さない鈴鹿の瞳に興味を覚えた因幡は、いじめられていて球体関節人形と因幡にしか心を開かない捻じくれた後輩・小刑部智世とともに、鈴鹿のストーキングを開始する。鈴鹿の日常はシンプルで、時折死のうとしては無感動にやめる、その繰り返し。尾行、ゴミ漁り、盗聴…。小刑部の類まれなストーキング技術で、因幡は鈴鹿の心の奥底に潜り込んでいく。愚か者と煙の集まる場所で、彼らの捻じくれた青春が風に揺られる。寂しくなったら読んでほしい、奇妙なストーカーと自殺先輩のお話。講談社ラノベチャレンジカップ優秀賞受賞作品。
感情が昂ぶると、最悪、死に至る病ー『感情性自己免疫疾患』。そう診断されて以来、僕にとって、感情なんて無価値なものだ。喜び、怒り、哀しみ、楽しみーどんな感情も、僕を蝕む存在。だから僕は、感情を持たない。誰のことも、好きにならない。そんな僕に向かって、クラスメートの奈々川恵実さんが言い放つ。「-私は、四東くんのことが好きっ!!」僕が誰かを好きになるなんて、あり得ないはずだったんだ。だって誰かを好きになったら、僕は命を落としてしまうのだから。だけど芽生えていく自分の感情を、止めることはできなくて…。これは、感情を持たない僕と、感情豊かな彼女の物語。
地表のほとんどが砂に覆われた世界ーー。 人は、壁に囲まれたごくわずかな土地でなんとか生きていた。 少年アルクスは、究極の魔導兵器〈アルター〉操者としての才能を見い出されながらも、適性なしとして壁外に追放されてしまう。 砂の中で彼の命が消えかけた時、死神のごとき外貌の漆黒のアルターの中から、美しい魔族の少女が姿を現し、告げた。 「生き残りたいなら、私の身体を貫け」とーー。 その言葉に従い、彼女ーールーと契約を交わしたアルクスは、魔族の少女と最強のアルターとともに砂の海を進む。 かつて交わした約束を果たすために。 獣として死ぬのではなく、人として立ち上がり戦うためにーー。 砂塵渦巻くオルタナティヴ・ファンタジー!
絶世の美女と謳われた母と瓜二つの美貌の持ち主である第一王女シルビア。しかし、実の母は早くに亡くなり、父王の後妻からは手ひどい嫌がらせを受ける毎日。ついには、王妃付きの騎士に殺されそうになるが、間一髪で命拾いしたシルビアは、祖父が自分のために密かに遺してくれた一軒家で、のんびりハーブを育てながらハーブティーの店を開くことにする。窮屈すぎる城の生活から解放されたシルビアは、自由な庶民生活を謳歌するが、ある日、意外な人間がお店を訪れたことから、再びシルビアは王家の謀略に巻き込まれていってしまう。
目覚めると真っ暗な部屋にいたごく普通の会社員ー鈴木柑奈は、女神カローナに「記憶を持ったまま転生させる代わりに、自分の分身を連れて世界を旅してほしい」とお願いされた。それを受け入れ転生したカンナは、さっそく自分の姿を確かめるために水面を覗き込む。するとそこに映っていたのは…。女神謹製の美少女がおくるトラブルだらけの異世界ライフ、待望の文庫化!
青年ルイは、かつて袂を分かった仲間や地球から召喚されてきた幼馴染たちと合流し、新たな旅路を歩み出す。傲慢王子との決闘やダンジョンの攻略などを経て、ある日、エルフの王族にまつわるとある秘密によりマリアが窮地に陥ってしまう。そんな彼女を救うため、同じエルフであるリサは一人、悲壮な決意を固めるのだったー。超オールマイティスキルファンタジー、文庫化第3弾!
カインは「運」のみカンストで他のステータスがゴミという、極端すぎる能力の底辺冒険者。ある日、それまで仲間だった勇者パーティから無一文で追放されてしまう。一人では小さな仕事すら受けられず、失意のどん底にいたカイン。そこに手を差し伸べたのは、才色兼備で有名な美少女パーティ、“烈火の戦姫”だったー。追放から始まるアメージングファンタジー、待望の文庫化!
異世界に精霊として転生した、元日本人の少女ミナイ。精霊は必ず人間と契約しなければいけないのに、彼女の能力「料理」では何の役にも立たないと、契約主が決まらない。仕方なく森に隠れ住もうとしたミナイだったが、空腹で倒れている男性に、持っていた自分の手料理を差し出し、さらに成り行きで近くの村の村長にもご馳走することになってしまった!料理に感動した二人のすすめで出した料理屋が、連日大繁盛!全てが順調にいくと思われたが…文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
550年前、民を苦しめる王族を滅ぼしたサティアは、その功績が認められ、再び同じ世界に転生。神様から『女神の力』を授けられ、また世界を平和に導いてほしいと頼まれたのだが、「今度こそ好きに生きる!」と決めている。そんなある日、離れて暮らしていた兄が戻ってくることになった。幼少期のトラウマにより歪んだ性格になってしまった兄。伯爵家の行く末を案じたティアは、兄の特訓を決意して…ネットで大人気の痛快転生ファンタジー続編!文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
火が尊ばれる国ドラートに住む水の精霊術師レイラ。彼女は出自や、水の術しか使えないことで不遇な扱いを受けつつも、精霊ルーナと貧乏生活を送っている。そんなある日、剣士グレッグから、火山に向かうため、水の術を持つレイラに旅のお供の依頼が舞い込む。危険な仕事はお断り!と思っていたが、お金のため仕方なく了承。こうして旅立った二人は、立ち寄る村々の水不足に直面。それには、どうやら精霊術師が関係していてー!?文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
就活に遠距離……2人の未来への転換点!? <神戸へ転職を決めた葉二だが、まもりが大切だからこそ言い出せなくてーー?> まもりとお隣に住む恋人・葉二のベランダ菜園には、華やかなパッションフルーツも加わって、夏が楽しみな季節。 同時に、まもりは就職にむけて心が騒ぐ大学3年目に。教職を目指す湊ちゃんと違って、何をすべきか悩んでしまうけれど……! 就職活動の手がかりに、企業インターンシップに参加したまもりは、自分がどう働きたいかを掴みはじめる。着々と将来を考える彼女の横で、葉二は「神戸に引っ越す」と言い出せないまま焦りばかりつのってーー。 二人とベランダの転換点がやってくる第7巻!