2020年10月2日発売
子供の頃は勇者になりたかった。けれどそんな願いは叶うわけもなく、俺は何もないまま女子高生をかばって死を迎えたはずなのだが。死んだはずの俺は、目を覚ますとエルフの少女の胸を揉んでいた。その少女の名はラピス。エルフの国のお姫様らしい。そしてラピスは、俺のことを救世主ー魔人ルーティアと呼んだ。追っ手の兵士たちに囲まれた俺がいちかばちかで魔法を使うとー成功。兵士たちを撃退した。どうやら俺は、略奪王と呼ばれた魔人ルーティアとして転生してしまったようだ。ラピスたちの願いを受け、俺はルーティアとして、エルフたちの国を救うために立ち上がることになり…!?箕崎准×あゆま紗由が贈る、圧倒的異世界ファンタジー!
夏の終わり。人付き合いが苦手な僕の前に現れたのは、記憶喪失の幽霊、レイナだった。レイナに取り憑かれた僕は、彼女を成仏させるため、記憶を取り戻す手助けをすることになった。けれど、天真爛漫でお節介なレイナの存在は、僕の日常を大きく変えていき、そして僕の心さえも奪ってしまった。だけどこの気持ちは絶対に伝えることはできない。レイナの死の真相と彼女の後悔を知ってしまったから…。後悔と一途さと失われた記憶が紡ぐ、“7つ”の好きだと言えない理由。大切だからこそ、伝えられない想いがある。ほろ苦くて、ちょっぴり泣ける青春ラブストーリー。-それでも、好きだと言えない。
つらい失恋により体調を崩してしまった男子高生、沢渡悠。そんな彼のもとに、理由もわからないまま険悪になっていた、隣の部屋の幼なじみー白雪心愛が現れ、看病してくれることに。「どうして急に俺の看病なんてー」「迷惑でしたら帰りますが?」その日以降、遠ざかっていた二人の距離は近付いていく。彼女との触れ合いの中で、傷付いた心を癒やされていく悠。やがて、心愛に心を惹かれるようになってー。これは、恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみの、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語。