2020年11月6日発売
暴力団松岡組の組員見習いの銀次は、腕っぷしは強いが極度の怖がりで「霊」がらみの話にはことさら弱い。ある日、兄貴分から「ある方のボディガードを頼む」との命を受ける。銀次が指定された場所へ行くと、そこにいたのは古風な名前を持つ女子高生だった。しかも驚いたことに、彼女は「心霊相談所」なるものを開いており、「相談料五百円、除霊三千円、交霊五千円」で怪しげな商売をしているのだった…。
王子の年末の恒例行事「狐の行列」に今年も参加した瞬太と祥明。そこで瞬太に接近してきたのは、琥珀の瞳のあの男…。 大晦日の夜にプロポーズしようとした倉橋家の双子の話、猫を飼いたい娘と買わせたくない母親のバトルの話、槙原の柔道教室で繰り広げられたバレンタインの闘いの話、そして山科春記を巻き込んでの「琥珀の瞳の男」探し……、瞬太の卒業はどうなる? 盛りだくさんの人気シリーズ第13弾! <目次> 第一話 新年はやっかいごととともに〜倉橋家の双子たち ふたたび 第二話 猫の幸福学 第三話 猛獣たちのチョコレート戦争 第四話 妖怪博士と正直な尻尾
<古都・金沢には妖怪たちが息づいているーー> 妖怪たちの古道具ーー古“妖”具を取り扱う不思議なお店「蔵借(くらがり)堂」。 店主を始め、店員も皆妖怪。金沢に引っ越してきた男子高校生の葛城汀一は、普通の人間ながらそこでアルバイトすることに。 クラスメイトで、実は唐傘の妖怪である時雨や汀一がひそかに思いを寄せる亜香里たちとともに驚きの毎日を過ごしていた。 人と妖がともに暮らす古都を舞台に、出会いと別れを繰り返しながら、汀一と時雨は友情を育んでいく。 しかしある日、妖怪祓いをしている少年・小春木佑が現れて、くらがり堂にピンチが訪れる……!? 『絶対城先輩の妖怪学講座』著者がおくる、ほっこり温かく、ちょっぴり切ない妖怪の日常系事件簿。