2023年10月25日発売
剣と魔法の異世界に貴族令嬢ユリアとして転【性】した大杉健太郎。 転生者であることを家族に受け入れられて、ユリアは充実した日々を過ごしていた。王都での生活が始まって早々、本家の当主であるユリアの祖父が、彼女の弟のリックを養子にすると言い出して大混乱。 リックの意に反した養子縁組を阻止したいユリアだが、祖父と父親の間には深い因縁があり、解決の糸口がつかめず……。 他にも有能な青年商人と金策したり、訳あり姉妹を助けたり、不思議な少年との密会など、貴族令嬢(10歳)の日常は大忙し。 新しい街で忙しくても、貴族令嬢はやっていけます! 10年の時を超えてリライトされた人気WEB小説、待望の第2弾。 王道の異世界転性ファンタジー、さらにパワーアップして登場!
スローライフという幻想の崩壊。それによりケインこと真島景の異世界生活は悠々自適な生活を実現するための探求へと姿を変えた。……はずだったが、実状はサバイバルから一転し森ねこ亭での穏やかな生活。個性豊かな仲間たちによりなんとなく流され続けるというもう一つのスローライフ(?)のかたちであった。 そんなケインのもとに新たな個性が現れる。冒険者ギルドで因縁をつけてきたガラの悪いエルフの娘アイウェンディルは、執拗なまでにケインに絡むが、ケインに完膚なきまでの実力差を見せつけられたことで態度を大きく軟化させていく。そして森ねこ亭でカラアゲと出会ったことにより、彼女の人生は妙な方向へズレはじめ……。 新キャラ続々登場(特に猫大増量!)の一味違う異世界スローライフ第二幕!
失われた世界の記録を修復するため名探偵の助手として働く俺・君塚君彦は、その異変の原因が怪盗・アルセーヌにある可能性に行き着いていた。 また怪盗の正体が世界最悪の犯罪者アベル・A・シェーンベルクであるという仮説のもと、昔アベルを追っていた暗殺者・加瀬風靡を探し出し話を聞くことになるがーー 「覚えておけ、君塚。正義なんて、本物の悪の前ではいくらでも揺らぐということを」 やがて明らかになるのは、あらゆる正義が巨悪に立ち向かった戦いの記録。 世界によって秘匿された《虚空暦録》の正体。 当時そこに辿り着いた俺たちが下した決断はーー。 これは正義を追求した者たちの、理想と意志を問う名もなき英雄譚。
解き明かす者ーー『発見者』の神痕を持つギルド職員サズは、理不尽に仕事を横取りされたあげく、左遷されてしまう。 失意のなか、辺境のピーメイ村に向かったサズは、人手の足りないギルドでの職員と、引退したはずの冒険者の掛け持ちをする。 『怪力』の力を持つ同僚のイーファや、温泉を統べる王(!?)のスライムなど、様々な人々と出会い、サズは村での緩やかな生活を受け入れていく。 多くの経験を経て、失ったはずの神痕の力を取り戻しただけでなく、新たに精霊の力なども手にした彼は、思わぬことから世界樹のダンジョンと、その謎に挑むこととなり……! 「冒険者に復帰したばかりの俺でよければ、できる限りのことはやりますよ」 左遷された元冒険者の日常譚、開幕!!
「やっぱり僕は君のことがーー大嫌いだ」 「気が合って嬉しいわ。私もあなたが大嫌いよ」 地上900mの赤坂タワーが見下ろす経済特区・東京都白銅区の学園で、高校一年生の有栖川譲と赤坂彼方は毎日毎日いがみ合っていた。 だが二人は実はテレパシーでつながる「不正能力者」。権力の不正を裏付ける存在として、正体がバレれば国中から追われてしまう! しかも能力は時空を超えて!? 最悪の事故から始まる襲撃、誘拐、逃避行。 特区を支配する大企業、暗躍する公安警察、陰謀論ーー絡み合う思惑から逃げながら、運命共同体の二人は距離を縮めては反発し……心拍数とともに加速するSF×青春×逃避行アクション、開幕!
忍者は今も日本に存在する。そして、日本の治安を陰から守っているのだ── そんな忍者を目指している16歳の少年、影山忍は最終試験の真っ最中。試験内容は、正体が隠して普通の高校を卒業することだった。 最初の一年、クラスで誰よりも目立つことなく過ごせた忍。このままあと二年過ごせば無事合格するはずだったが──やたらと忍に絡んでくる金髪ギャル転校生・白石雪の正体は実は忍者だった! しかも抜け忍である彼女は忍の家に転がり込んできて!? 「今日からこの家に泊めてくれない?」って、それはマズいだろ! 果たして忍は無事高校を卒業できるのか!? 新感覚現代学園忍者ラブコメ、開幕!
冬休みが終わり高度育成高校の3学期が始まった。直後に告知された『生存と脱落の特別試験』。4クラスがジャンル別課題を対戦クラスにぶつける攻防戦で、さらに1位以外はクラスポイントが減少する、まさに生き残り戦。 「やっぱり、簡単には相手も乗ってくれないわよね……」 「どういうつもりかな? 弁明があるなら聞こうか」 「彼の背中を誰より近くで見ているのですから、それくらいは成長して下さいますよね」 「ギャンブルってのは良いもんだなぁ。適当にサイコロを振ってみるもんだ」 「ダメ……それは悪い手……」 大人気学園黙示録、過酷な3学期の幕が開く!
高校生になった雨原亮介は、かつての1番の親友に再会した。 彼女は誰もが振り返るような美少女に成長して、そしてーー 「アオハルしてる人たちがずるい!」 ……高校生活は陽キャへの復讐に捧げる!という負のパワーをたぎらせていた。 昔交わした約束を果たすため「復讐」に協力することになる亮介。 だが、織羽は具体的な復讐の内容までは考えておらず、席を陽キャに奪われ居場所を求めて校内をさまよう日々。 そんな折、なにやらもめている現場に遭遇。 ここに復讐の糸口を見つけた織羽は、陽キャの鼻を明かすため首を突っ込んでいくことに! 陰キャをこじらせた彼女の毒舌が事件を解決に導いて!?
「どうした、おまえら! 食わなきゃ食われる! 食らい合え!」 萌日花が所属する組織・特案の一員となり、私立魁英学園に潜入した弟切飛は、思いがけず人外うごめく「選抜クラス」に編入され、人外バトルに巻き込まれてしまう。一方、特案出戻りの灰崎も守衛として学園に。選抜クラスの担任・愛田日出義と灰崎の間には過去に因縁が……? 人外を持つ選抜生たちと、人外を喪失した選抜生たち。飛の兄・潟ことサリヴァンの影。そして、飛と別の道を歩む龍子とチヌラーシャの身に異変がーー交錯し続ける現実と非日常、「いのち」が「いのち」を食べる物語は一段と加速するーー!
夢ってどうやったら叶えられるんだろう。才能がなければ、ダメ? 高校最後の一年は特別だった。桐谷くんと、たくさん遊んで、たくさん笑って。なによりハリウッド女優になるという私の夢も、彼は応援してくれて、アメリカに行くって決断もできた。だから、絶対に叶えてみせると思ってこっちに来たんだけどーー。 たまたま出会ったヴィクトリアは一流のハリウッド女優で、その演技に目を奪われてしまった。「本物」はやっぱり遠いな……。絶対に追いついてやると思ってはいるけど、やっぱ簡単じゃないや……。 でも、私は絶対に諦めないよ! 桐谷くん、君はどうしてるかな?
悩みや不満といった少女の心の闇が具現化した不思議な現象『求愛性少女症候群』。 周りからの視線や恋の悩み、気持ちの浮き沈みの大きいナナはまたもや症状に悩まされていた。しかし、推し活をすすめられて男装執事喫茶にハマると……。 「アタシの推し、マジで素敵だから! ほら、一緒に写真も撮ってくれる!」 昨日までの悩みなどさっぱり忘れて調子を取り戻したナナは、ルルやエリムも連れてお店に行くことに。しかし、三人はそこで意外な人に出会い……。 「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第四幕開演!
男子禁制のゲーム世界に、破滅確定の「百合の間に挟まる男」として転生してしまった俺、ヒイロ。 豪華客船における合宿の最中、魔人アルスハリヤと共に爆死したはずの俺だったが、気づけばアルスハリヤと一体化して蘇っていた。 決して相容れない仇敵(絶対百合壊すウーマン)が常に近くにいるなんて、百合好きの俺はどうしたらいいんだよ……。そんな絶望を抱いていた俺は、学園の寮長ミュールが、天才魔法士である実姉クリスから理不尽に蔑まれる場面に出くわしてしまう。 徹底的に人を見下し、傷つけることさえ躊躇しない“天才”にーー姉妹百合の尊さを教えてやる!
“監督”による映画館閉じ込め騒動も終わり、日常へ帰還したフラグちゃんたち。賑やかなフラグ回収の練習が再開──と思いきや、モブ男の身体に異変が起きる。モブ男が元々持っていた『バグ』が想像以上に深刻化し、身体が崩壊し消え始めていたのだ! 助けを求めるも神様すら修復が不可能なエラー。このままでは完全に存在が消去〈デリート〉してしまうモブ男を、フラグちゃんは何とか助けようと試みる! 神様も諦めず、一緒に『仮想世界』を作った死神No.1に協力を依頼する。 しかし、死神No.1こそがモブ男のバグを悪化させた張本人で──!?
スェルとの出会いをきっかけに、これまで役立たずだと思っていたスキル『消滅』の強さに気づき、その応用術を身につけたエピク。村の窮地を救ったことで、彼の冒険者ランクは一気にF級からD級まで上がった。そしてヘリシナとリザベータから勧められ、エピクはさらなる昇級を認めてもらうため、スェルとともに王都へ向かうことにする。 しかし、ふたりが長い馬車旅を経て辿り着いた王都では、冒険者ギルドの理事たちが謎の呪いに苦しんでいた。解呪剤の調合に必要なのは、伝説のエンシェントドラゴンの生き血。ギルド理事は生き血を持ち帰るクエストをエピクに課し、無事クリアできた暁にはS級冒険者として認定することを約束する。 前代未聞の飛び級クエストに挑むエピクの新たなる冒険がはじまる!!
錬金術師のルストは、魔族と化したかつての同僚であったリザルハムを倒し、王都に平和を取り戻した。 復興作業が一段落し、カリーンに任せてハーバフルトンに戻ろうとするルストだったが、救国の英雄として様々な夜会や舞踏会に招待され帰れないでいた。そんななか、彼はある夜会で第二王女のリリーと出会い、一風変わった魔晶石を渡される。 その魔晶石のことを聞くため、ルストはリリー殿下から誘われた遠乗りに出向くが、そこで魔晶石のこととルスト自身を賭けた早駆け勝負を持ち出される。 勝負には見事勝利し、そこで魔晶石の秘密を聞き出すのだが、それは彼が契約したドラゴン・セイルークにもかかわることで……。 ついに呪術師の秘密も明かされる!? 待望の第三幕!
旧王都アルベイル。この街には景観に馴染まぬ不思議な食堂がある。 通称ツジソバと呼ばれる名代辻そば異世界店では、ヒューマンの店主がソバという珍しい料理を出しているのであった。驚くほど安くて美味いソバの数々、酒場よりも上等で美味い酒、そして王宮の料理すらも凌駕するカレーライスなどが食べられる店である。 ある日突然、旧王城を囲う城壁の一角に現れたツジソバは、瞬く間に旧王都で一番の人気食堂となった。ヒューマンのみならず、エルフ、ビースト、ドワーフ、魔族さえもこの店の美味の虜になっている。 転生者ユキトが営む『名代辻そば異世界店』では、今宵も訪れた人々が美味なるソバに舌鼓を打つ。心の拠り所として、食の癒やしに包まれる場所としてツジソバの物語が幕を開けたーー。
ボロボロに傷ついた犬を拾ったマリスは自宅で一緒に生活することに。そんな中、ある事件をきっかけにマリスの犬がなんと失踪中の「救国の英雄」ゼレク・ウィンザーコートだということが判明する! 普段は無口で無関心なゼレクがマリスにだけは独占欲を露わにしていることに周囲は驚きを隠せずにいたが、マリスは別の意味で驚いていた。 「私にはどこからどう見ても犬なんですけど!?」 摩訶不思議な二人の関係は、やがて王家の伝説にまつわる一大事件に発展していきーー!? プロローグ 一章 マリス・ラークの日常 二章 救国の英雄 三章 束の間の休暇 四章 突然の嵐 五章 夜明けの先の幸福 エピローグ
時を繰り返す世界で、僕はもう一度君に恋をした。でもーー 「一番幸せな時のまま、終わらせたいと思うのは、いけないことかな」 12月14日。高校2年生の雪は、自分が何度も同じ一日を繰り返していることに気が付いた。だが、今まで孤独に生きてきた雪にとってその世界は望ましいものだった。 しかしある日、変化が起こる。今まで登場しなかった女の子に出会ったのだ。ループ世界の中で起こった異変。逃げ出す彼女を追いかけて話をすると、彼女もまたこの世界をループしていると言いーー。 そこから次々と判明する驚愕の事実。ループする世界で二人が導き出した答えとは、一体。 これは、痛みを抱えた少年と少女の、「生」と「死」の物語。 [ prologue ] As dreamers do [ α ] Their secret longing [ β ] When You Wish upon a Star [ γ ] Fate steps in and sees you through [ δ ] Makes no difference who you are [ epilogue ] Fate is kind
私の居場所は、陽だまりでたたずむあなたの隣ーー。 由緒ある魔法使いの一族に生まれながら、魔法の才を持たないネヴィレッタ。世間から存在を隠して生きてきた彼女に転機が訪れる。先の戦勝の功労者である魔法使い・エルドを辺境から呼び戻せという王子からの命令が下ったのだ。 ≪魂喰らい≫の異名を持ち、残虐な噂の絶えないエルド。決死の覚悟で臨んだネヴィレッタが出会ったのは、高潔な美しい青年だった。彼との逢瀬の中で、ネヴィレッタは初めての愛を知りーー。見捨てられた令嬢の、大逆転シンデレラファンタジー。 魔法のiらんど大賞2022小説大賞・恋愛ファンタジー部門《特別賞》受賞作 プロローグ 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 エピローグ
不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ、林王朝の公女・紅玉。ある日彼女は、反乱で後宮を焼け出され全てを失った。 それから五年ーー紅林と名乗り、貧しい平民暮らしをしていた彼女は、かつて反乱を起こした現皇帝・関ショウ(※)の後宮に入ることに。公女時代の知識を使い、問題だらけの後宮で頭角を現す紅林は、変わり者の衛兵にまで気に入られてしまう。だが彼の正体こそ、後宮に姿を現さない女嫌いと噂の冷帝・関ショウで……。 互いの正体を知らない二人が紡ぐ、新・後宮シンデレラロマンス! (※関ショウ:「ショウ」は「王へんに召」) 《登場人物紹介》 ◆紅林 前皇帝の娘。正体を隠し、ただの宮女として静かに生きようとするが、 後宮の問題に巻き込まれては解決してしまう。 ◆関ショウ 翠月国の若き現皇帝。冷帝と畏れられるが、実際は情に厚い青年。 とある理由から後宮に立ち入ろうとしない。